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『続・空』

別れ道で君を見送り
僕はひとり
空を見上げた

微かな唸り声を上げる北風は
怪しい雲を運んでいる

週末は会えない

だからもう一度
遠ざかる君に目を向ける

街灯に反射する
カバンの留め具

揺れる髪をおさえた横顔は
同じ空を見上げていた

#詩 #散文 #空

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