見出し画像

服選びなんて二秒で十分

 皆さんは「ファッションのセンスがありますか?」と聞かれたら自信をもって「はい!」と答えられますか?僕は潔い男なのですぐさま「いいえ!」答えられます。授業中自分から手を挙げず指名されるまで先生と目を合わせないことが特技なのに、うっかり手を挙げてしまいそうになるほど自信があります。私服OKな学校もあるそうですが、僕の母校では学園ドラマのごときお洒落な制服を着用し青春を謳歌することが義務付けられていました。といってもワックスをつけたりメイクをしたりとかは禁止されていたのでカッコつけるには限界があり、失敗に終わる仲間は少なくありませんでした。高校を卒業するや否やそれらが礼儀とされる社会へと放り出されても、カッコつけ慣れてない僕らはエリートに勝てません。家庭科でさんざん裁縫を習ったけどお洒落の仕方も教えてくれたらよかったのに。服を作れるよりカッコイイ服を着ているほうがモテると思うんだ。

 僕は20歳なので実は既に私服デビューを果たしています。高校生の頃だって休日は私服じゃないかと思うかもしれませんが、運動部だった僕は休日も自主練に明け暮れていたためほとんどジャージしか着てませんでした。もちろん可愛い女の子からデートに誘われるかもしれないので3着くらいは用意してたけど、もう少し先になりそうなのでまだしまっておくことにします。そんな短パン小僧の僕にはジャージ以外の服がほぼありません。せっかく顔面偏差値が平均的なのに、服がダサいと台無しです。大学のクラスメイトから「三周くらい回ったらオシャレかも」なんて陰口を言われるとションボリしちゃうので、流石に服を買う決心をしました。

 僕は昔から自称真面目くんなので、「学校での学びは何事も将来役に立つ」という先生の教えを信じています。さっきは校則とかに吠えたけど、もしかしたら人生の先輩方からのアドバイスが隠されていたのかもしれません。そこで僕は小さな理系脳を使って考えてみます。まず服は「オシャレ、普通、ダサい」に分類されます。例えば無地のシャツは失敗しづらいし、全身タイツは限りなく失敗します。そのため僕のような初心者には失敗しないライン、つまり普通とダサいの境界を知ることが必要です。そして僕はある重要な伏線に気が付いたのです。

 後に知ったのですが、全身を通して中和される色選びがオシャレなコツらしいです。例えば上が白で下が黒とかね。やはりこれを買って良かったと確信しました。そこでこの完璧なコーディネートについて、私服社会に仲間入りした僕から皆さんへオススメしてこの記事を書き終えたいと思います。まず白Yシャツを5枚買います。

最後までお読み頂きありがとうございました! 2022年 4月16日(土)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?