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その143 憧れだったあの電車に乗って、馬の親子を見に行こう。(北海道馬旅④苫小牧〜鵡川〜新冠町)

こんにちは。
この間行ってきた秩父で撮った動画をインスタでリール動画にしたところ、静かにいいねが続いていきました(笑)。
もう見ることがないと思っていた瓶の自販機でコカ・コーラ買っているときのものを、ピタゴラスイッチのテーマつけてみたものです。

みんな、ピタゴラスイッチ好きなんだなあと思った今日このごろです。
けっこう頭に残る曲ですね。。。しばらく頭から離れないのですけど。

前回のまとめ。ワインを買わずTシャツを買った。コンビニがインコビニエンス。

今日は午前8時前の電車に乗るため早めにご飯をと朝食スタートの6時半に会場に行ったら、すでに満席から一日が始まりました(笑)。
北海道の朝は早すぎる。。。幸い部屋で食べられるように持ち帰り仕様の箱があったので、こちらに詰め込んで部屋で食べました。



食べ終わったあとは、沸かしたお湯を家から持ってきた山用水筒に詰めて、昨日買ったTシャツを着ました。ちなみに今回持ってきたサコッシュは日野の土方歳三資料館のオリジナル商品です。
未だかつてない色物装備で本日新冠町で牧場見学し、静内へ泊まります。

交通手段は日高本線とバスで向かいます。
日高本線は小さい頃に乗りたかった北海道の路線の一つでした。絶壁に張り付くように走るこの路線の写真をみて「北海道に行ったらこれに乗るんだ」と小さいころに電車図鑑を眺めて憧れていたのです。
駅の改札は乗る電車が来る直前で改札が始まるようです。それで改札前にベンチが設えていたのかと、前日にふと思っていた疑問が晴れました。午前8時前の駅は学生であふれていました。

改札時間になり、ホームに移動しました。やはり学生が多いホームに電車が入線してきました。電車から車掌さんが降りてきて、「こちらに乗りますか?車内点検するのでしばらくお待ちください」と言われ、その間に車両を撮りながらホームで待ちました。気づくと同じような行動をとる方が何名かいる。この路線に乗るために来た方々かしら。


やっぱり昔懐かしい直角で回らないシートだ。窓の下に灰皿あったら完璧です。よくひっくり返して吸い殻ばらまき、げんこつ食らっていましたね。。。
そんな回想しながら学生の間にぽつんと一人、一眼レフを出しながら席に着きました。



日高本線は苫小牧~鵡川のみ現在運行しており、その先の様似へはバスでつながっている状況です。私が乗りたかった区画は様似方面へ行く途中にありました。その区画は台風などの自然災害で不通になり、復旧することなく廃線になってしまいました。海岸ぎりぎりに走り抜けるその写真に一目ぼれした幼いころの私の憧れの路線です。しかし短くなったとはいえ、乗れたうれしさでテンション上がっていました。
それにしても、にやけ顔で胸に「ハスカップ」と書かれた意味不明なTシャツを着た一眼レフを構える怪しい女を車内で見かけたら、近づきたくないだろうなあ。。。(笑)

車窓は本州でみるどの景色にもない植生が広がっています。
荒野(むしろ湿原かもしれない)の端に見えるコンテナ船用のクレーンを撮っていたら、目の前にはシカの群れが。あっという間に石炭工場の横を通り、巨大な客船が見えて流れていきました。
窓が長年の汚れで写真を撮るとソフトフォーカスになって、それもまた味わいがあります。


これ。小さい頃憧れの場所の写真です。


そんな約三十分の電車の旅でした。
あっという間に鵡川駅に到着です。降りて様似方面を眺めてみると、まだ線路が残っています。このまま新冠まで走ってくれないかなあと、カメラを構えつつ思いを巡らせていました。
駅舎にはあの頃乗りたいと思っていた区画の写真が掲示されていました。
この場所は節婦というところなのか。この場所をできれば電車で通り過ぎたかった。。。
しばらく新冠へのバスがくるまで待合室でこまごまとしたことをしながら時間まで待ちました。

10時前に静内方面のバスが到着し乗り込みました。事前の情報でICカードは使えないがペイペイは使えることは知っていました。って、auペイも使えるだと。。。うわ、チャージしてないや。これは知らなかったわ。。。それはそうと、風景写真を撮るためにどう座るか考えていました。車窓からは一瞬流れてきた「シシャモTシャツ」の存在にふるえ(笑)、次回はあれを買って着ようかと眺めながらのバス旅が始まりました。

バスは廃線になった日高本線に沿うようにまたは交差したり横切ったりしながら進んでいきます。朽ちていく鉄橋や草深い線路を見ていくうちにつれ、せつない気持ちになっていきました。
あ。そういえば、あの憧れの場所は節婦ってあったけど見られるのかなあ。あんなに海にせり出しているから無理かなあ。。。
ふと路線バスの行先表示が節婦に近くなったとき、ふと思ってしまいました。崖の沿うように走るあの電車の写真。
そのときでした。風景を撮っているときに、おや?と思いました。この道、もしかしてあの電車の場所の崖のところの道じゃない?
ああああああああ、ここだああああ。ここだようううう。

あの写真の崖横でした。前方を見るとどうやら廃線跡を越える箇所がどうもあるようです。これを逃したら後悔する。撮れてくれ。ぶれていても見たかった場所だから大丈夫。でもきれいに撮れてくれ――。
予想通りドンピシャであの箇所が見渡せる場所をバスが通りました。心の中で絶叫しながらカメラのシャッターを押していました。あああみられてよかったあああ、という気持ちで通り過ぎてから溢れていました。
この写真は後の楽しみとなりました。

そんなドキドキする瞬間もありつつ、気づけば牧場と思われる草原と柵の場所が風景に増えてきました。もうすぐ新冠に着くようです。降りてからの予定は、お昼ご飯を食べて自転車を新冠観光協会で借りることです。台数が限られているので、無事電動付きが借りられるといいのだけれど。。。

降車の準備を速やかに行い、そして新冠の停留場に降り立ちました。この時点では、あのタイムトライアルが始まるとは思ってもみませんでした(笑)。
着いたときの天気の良さが第一印象として残っています。

次回に続きます。




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