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久しぶりにワクワクした同性愛を含む動画

Amazonのオリジナルドラマ『フィリップ・K・ディックのエレクトリックドリームズ』を今楽しんで観ています!
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B089VL93YH/ref=atv_dp_share_cu_r

作品と出会ったきっかけ

こちら、Wikipediaによると

フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』、あるいは『エレクトリック・ドリームズ』はフィリップ・K・ディックの短編に基づいた、アメリカ合衆国とイギリス共同製作のSFドラマ・アンソロジー・シリーズである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA

とのこと。

『Amazon original』の記載がある他の作品は、Amazonが制作したものが多いですが、こちらのテレビドラマについては2017年9月17日からイギリスのchannel4で放送され、2018年1月12日にAmazonビデオでアメリカと日本で公開ということなので、恐らく版権をAmazonが買った流れということでしょう。

元々ホラー映画やお化け屋敷、ジェットコースターなどが苦手だったのですが、私は落ち込むととことん落ちたくなるので、ここ数か月ホラー映画を見まくっていました。

アマプラで動画を視聴している方は分かると思いますが、動画を開くと出演しているキャストの他作品や、その作品自体のキーワードなどでおすすめの作品を紹介してくれます。

この紐づけや関連紹介などで、興味のあるものを片っ端から見ていたのですが、見てみるとホラー映画というくくりの中にも「グロイもの」から「ミステリー」、「サスペンス」、「実話」、「都市伝説」など色々なジャンルがあることが分かりました。

グロイものにあたってしまうと流石に今の体調的にはきついのですが、謎や陰謀、名作や寓話などを元にしたものなどを見ていると、とても脳が刺激されて面白いと思います。

毎度のことながら話が大きくそれていますが、一通り興味のあるものを見終わっていたところに、多分おすすめだったと思いますが『フィリップ・K・ディックのエレクトリックドリームズ』が出てきました。

私は今はあまり時間がなくできれば映画を見たいので、シリーズもののテレビドラマは避けていたのですが、これが見てみたら大ハマり。

ちなみに、タイトルを見た時点で物凄く長ったらしい名前だなと思い、調べてみたらマイケルジャクソンのMVなどを手がけたスティーブバロン監督の1984年の初監督作品『エレクトリックドリーム』があるそうです。

こちらもSFの作品ですが、映画。そして、一切関係がないそうです。なので、しっかりとたて分けをするためにも、『フィリップ・K・ディックのエレクトリックドリームズ』としているのでしょう。


個人的にハマったのはエピソード1真生活

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B089VL93YH/ref=atv_dp_share_cu_r

タイトルは正直『真生活』と変な感じですが、イギリスとアメリカの合作なので、原語は英語だと考えると『Real Life~リアルライフ~』になります。
※原題を調べたらやはり『Real Life』でした(笑)

正直『真生活』より『リアルライフ』の方が日本人にも分かりやすいと思いますが、まぁそれはさておき。

エピソード1は、

未来の女性警察官が、聡明なゲームデザイナーと頭脳を共有し、恐ろしい計画を立てた暴力的な殺人鬼たちを追跡する。時間と闘う2人の間に誰も知らない絆が生まれるが、彼女たちを結ぶ装置は、命の危険をもたらすものでもあった。

Amazon video

という内容です。

カナダ人女優アンナ・パキン(サラ役)と同じくカナダ出身の女優レイチェル・レフィブレ(ケイティ役)として同性愛者のパートナーを演じたことが話題になりました。

この『フィリップ・K・ディックのエレクトリックドリームズ』は、全エピソードSFなのですが、内容としては全話ハッピーエンドというよりはそういう技術が普通になった世界ではこういう問題もあるよねという、問題提起を含んでいると思っていてとても面白いです。

で、エピソード1の『真生活』は、警察官としてある凄惨な事件の容疑者を追うサラ。事件現場を想い出しては辛くなり、飲酒量が増えていくのを見かねて「精神的休暇」としてケイティの勤めている会社?研究所?の試作段階にある機械の装着をサラに勧めます。

それは、こめかみにパッチのようなものを貼るだけで、自分の理想的な人生や人物に夢の中で?脳の中でなれるというものです。

最初は1回だけのお試し使用のつもりでケイティは渡しました。ところが、その装置を使用することでサラが入り込んだ世界観と現実との差があいまいになり始めたことに気づき、試験段階の装置でもあることから、ケイティはサラにもう使用しないという約束をさせます。

ところが、サラはケイティの制止も聞かずに、ケイティが寝てから使ってしまいます。本当に面白いのでこの先は是非アマプラでご覧ください!



レズビアン役を演じたバイセクシャルのアンナ・パキン 名司会者の質問にキレのある返し

私がこの作品を素晴らしいと感じたのはもう1つの側面。それが主役のお二人のカナダ人女優アンナ・パキン(サラ役)と同じくカナダ出身の女優レイチェル・レフィブレ(ケイティ役)。

お二人とも実生活では男性とご結婚されていますが、アンナ・パキンはバイセクシャルであることをカミングアウトしています。

さて、アメリカCNNで大変人気を誇るラリーキング・ライブという、名ホスト”ラリーキング”が1組のゲストを招き対談をするトークショー番組にアンナ・パキンが呼ばれました。

その時にラリーキングから、「バイセクシャル”だった”ということ?」という質問をされ、その返しが素晴らしいと思いました。

該当の前後の流れについては、こちらをご確認下さい。

Larry King: Are you a non-practicing bisexual?

Anna Paquin: Well, I am married to my husband and we are happily monogamously married.

Larry King: So you were bisexual?

Anna Paquin: Well, I don’t think it’s a past-tense kind of thing. It doesn’t prevent your sexuality from existing. It doesn’t really work like that.

AFTERELLEN

ネイティブな方からするとちょっと違和感があるかもしれませんが、簡単に訳すと…

ラリーキング「あなたは実践を伴わないバイセクシャルなんですか?」

アンナ・パキン「えぇと、私は確かに夫と結婚していてお互いに一夫一婦制で幸せに暮らしています」

ラリーキング「つまりあなたはバイセクシャル”だった”ということ?」

アンナ・パキン「まあ過去形で語るようなことではないと思います。セクシュアリティというのは存在しなくなるものではないですし、そういう物じゃないと思います。」

ちょっと難しい内容かもしれませんが、いくつかの問題を孕んでいる会話だなぁと思います。

1つは、このラリーキング氏。2021年1月23日に87歳でお亡くなりになりましたが、黒柳徹子と同い年。しかも性別的には男性なので当時80歳くらいのおじいちゃんに、この世代のセクシュアリティの感覚を理解することは難しかったのかなと思います。

もう1つは、バイセクシャルの方が1度は体験するであろう違和感や嫌な体験に対し、アンナ・パキンが「よくぞ言ってくれた!」という切り返しをしたことです。

バイセクシャルをカミングアウトしていた方が、男性と結婚して子供を持つとなおさら、バイセクシャルが「治った」というような勘違いをされます。まるで過去のことのように、バイセクシャル→ヘテロセクシャルに変わったんでしょ?ということです。

現に口にする人もいれば、心の中でそんな自分に都合のよい妄想をされている方も多いです。

でも、バイセクシャルと言うのは男性にも女性にも「恋愛感情」や「結婚したい」といった感情を抱く性指向ということです。

男性と結婚したからと言って、=ヘテロになるということではないです。

こういった「勘違い」や「思い込み」に対して、「過去形で語ることではない。確かにそういったセクシュアリティは存在している」という返しは素晴らしいなと思いますし、そのような女優さんが、ベッドシーンを含んだレズビアンの役を演じられたのが素敵だなと思います。


とんでもない美人さんに出会った!!

私は生粋の日本人なので、アメリカ人が「美人・イケメン」だと思うポイントは自分にはありません。

例えば、女性であれば「唇が厚い」「目が大きい」「ブロンド」など。男性であれば「顎が割れている」「逆三角形の体」などです。

なので、外国人女優さんでも好きな方は上記に当てはまるタイプもいれば、そうではないタイプの方も多いです。具体的に言うとメグ・ライアン、ジョディ・フォスター、アン・ハサウェイ、アンジェリーナ・ジョリー…。アンやアンジェリーナは確かに唇が厚く、アメリカ人曰く「HOT」な女性ではありますが…。

どちらかと言うと見た目だけを言えば、「ジェニーちゃん」のようなタイプは苦手です。

ところで、採算にわたってこの記事で触れていますが、『真生活』ではカナダ人女優アンナ・パキン(サラ役)と同じくカナダ出身の女優レイチェル・レフィブレ(ケイティ役)が主役です。

アンナ・パキンさんの素晴らしさや人格の一端については前項で触れましたが、私が衝撃的だったのはレイチェル・レフィブレ。

とんでもない美人だな!!!!

と。

海外の方は特に写真によって、同一人物とは思えない時があるので画像を載せるか悩みましたが、想像だけでお話していても読者の皆さんに伝わらないと思うので、私が衝撃を受けた角度に近い画像でご紹介してみます。


ね、綺麗でしょ!!


ちなみにレイチェルは既婚者です。レストランでシェフをやられている男性と結婚され、お子様もいます。

静止画でも美しいのですが、私がレイチェルの美しさにとんでもない衝撃を受けたのは、『真生活』の最後の方でアンナ・パキンにキスをするシーン。

詳しくはネタバレ防止の為話しませんが、キスシーンで涙が一筋伝うところで心を持っていかれました。完敗です、はい。

理由とか色々書きましたが、本当に美しいと思う瞬間は美術品を見た時のようなもので。がしっと心を持っていかれました。

そこからもっとレイチェルを見たいと思い、過去の出演作品を調べていくつかはアマプラで見られるのでウォッチリストに登録しました。『真生活』のレイチェルに感じたほどの衝撃を得られるかは分かりませんが、久しぶりに「好きだー!!!」と思える女優さんです。

是非、アマプラに登録をされている方は、『真生活』見て下さい!そして、レイチェルがキレイだな、好きだなと思われたらコメントを頂けたら嬉しいです。別に何をするわけではありませんが、レイチェル愛を分かち合いたいと思います(笑)


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