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3月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が3月に読んだ本まとめ。
 簡単な感想があったり、なかったりします。

30冊目『筐底のエルピス ー絶滅前線ー』オキシタケヒコ

 円城塔が面白いって言うなら、面白いんだろうと思って。展開的にも文句なしの面白さでしたが、他に読みたいものがぎっちぎちに詰まっているので、2巻以降はまた今度。

31~33冊目『やがて恋するヴィヴィ・レイン』2~4巻 犬村小六

 平民貧民の男の子が、権力のある男とお姫様を奪い合う三角関係良いですよね。『プロペラオペラ』でも同じ構図を見たので、犬村先生の趣味なんでしょうけど、わたしもがっつりハマっています。

34冊目『楊花の歌』青波杏

 三ヵ月に一回くらい、発作的に紙の本が読みたくなるので、久しぶりに本屋でハードカバーの本を買いました。
 大正~昭和あたりの日本や中国の話が好きすぎるので、毎日少しずつ大事に読みました。この時代特有の、気怠くて退廃的な雰囲気が最高。

35冊目『ガーンズバック変換』陸秋槎

 陸秋槎の日本語未翻訳作品を読むために中国語を勉強していたのですが、未翻訳作品を集めた短編集が出版されましてね……。
 こちらもkindleではなく、本屋でソフトカバーを買ったのですが、なんと!!!直筆サイン入り!!!!!
 サイン本が無ければkindleで買おうと思っていたので、めちゃくちゃ嬉しいです。都会を徘徊したかいがありました。
 やっぱり稲村さんの訳が好きだ~~。

36冊目『魔女と猟犬』カミツキレイニー

 表紙のイラストに惹かれて、あらすじも見ずに読みはじめました。イラストより若干おとなしめの魔女でした。

37冊目『方舟』夕木春央

 ずっしりした推理小説を読みたい欲に負けて購入。
 メフィスト賞出身の推理小説家に全幅の信頼を置いているのですが、なかでも夕木春央はかなりお気に入り。個人的には『絞首商會』が一番好き。

38冊目『ゴリラ裁判の日』須藤古都離

 メフィスト賞作家つながりで、最新の受賞作も。
 弁護士の言ってることは一見、詭弁だろって感じなんですが、人間とはなにかを考えさせられる話でした。
 創作は人間の特権だと思っていたけれど、今はAIもイラスト描いたり小説書いたりできますしね。

39冊目『薔薇のマリア I.夢追い女王は永遠に眠れ』十文字青

 学生時代に先輩の家で宅飲みしたら皆寝てしまって暇すぎて、勝手に本棚漁って読んだ思い出のラノベです。その先輩が5巻までしか買ってなかったので、ずっと続きが気になるも、貧乏学生だったわたしは全巻一気買いもできず。
 たまたまKindle Unlimitedの対象になっているのを発見して、ダウンロードしまくりました。Kindle Unlimitedだと古本屋とちがって作者にお金が入るので、気兼ねなく読めます。
 全27巻ありますが、イラストレーターの方の画力がどんどん上がっていくのを如実に感じられて好きです。

40冊目『神栖麗奈は此処にいる』御影 瑛路

 ホラーっぽくもあるけど、哲学ぽさもあり。題材のせいか、中学生ってそんな大人っぽかったっけ? と思うことがしばしば。わたしが中学生の頃はもっとアホだった気がする。

41冊目『神栖麗奈は此処に散る』御影 瑛路

 2冊読んではじめて完結みたいだったので、とりあえず読みました。なんか、ゼロ年代に流行った精神世界のホラーアニメぽいテイストでした。『serial experiments lain』みたいな。


 今月は12冊でフィニッシュ。久しぶりに紙の本をゆっくり読みたくて、だいぶペース遅めでした。
 来月は42冊目からスタート。『薔薇のマリア』シリーズに浸りながら、西尾維新の新刊とか、買ったままずっと眠らせている『スノウ・クラッシュ』上下巻とか読む予定です。

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