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【タブーの3つの聞き方】:③「聞き流し」【だから!】【ですから!】は要注意!!

 あなたは、自分が話したあるいは説明したことに対して、相手が何度も確認したり質問してきた時にどの様に感じますか?身内だと「だ・か・ら!今話したでしょ!」などの言い方をしたり、相手がお客様や目上の人の場合には、「で・す・か・ら!、先ほどお話し致しました様に、…」などの反応の示し方。聞き方をしていませんか?

 結論から申しますと、この様な「だから!」「ですから!」というフレーズが頻繁に出る人は要注意!です。なぜならば、この聞き方こそが「儀礼的なタブーの聞き方」(Polite Listening) になるからです。

 「だから」「ですから」という聞き方の反応は、「私はきちんと話したのに!」「この人は一体何を聞いているのだろうか!何度同じことを言わせれば気が済むのだろうか!」と「一方的」「威圧的」に相手を批判し、決め付けている姿です。

「なぜこの人は、さっきから同じ質問をするのだろうか?何か意図があるのだろうか?…」とその相手の表面的な発言だけではなく、その表現に隠された背景の意味は何だろうか?というところに目がむき、気持ちを集中することで、相手が本当に伝えたかった真意や意図が見えてくるのです。

 しかし、人間は本来自己中心的な生き物です。相手の真意や意図にはなかなか目が向かないのが実態なのです。

 さて、今回まで「3つのタブーの聞き方」(1)「思い込み・決めつけ・先入観を持った聞き方」(2)「自分に都合よく解釈してしまう聞き方」(3)「儀礼的な聞き方・聞き流し」をご紹介してきました。

 上記3つのタブーの聞き方を考えると、我々人間は、99.9%「間違った聞き方」「タブーの聞き方]」をしていると言えるのではないでしょうか?

 そこで、次回からは、具体的にどの様な聞き方をして行ったら良いのか?という具体的な聞き方について考察していきたいと思います。

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