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2023/9/6 叫ぶ演技とエゴ

・最近公開されたゴジラの予告映像を観て、普通に「面白そー!」って思った。「みんなもウキウキに違いない♪」って思って検索をかけてみると、同じようにウキウキな人たちが殆どだったが、「また邦画の叫ぶ演技だよ…」みたいな事を言ってる人も何人かいた。

・この「邦画って叫ぶ演技ありがちだよね笑」的な論、全ッッッッッッ然ピンと来ない。僕が観ている範囲で観測出来てないってだけなのかもしれないけど、少なくとも僕が観た邦画で「叫び声…やりすぎやろ…」とか思った作品はひとつも無い。

・いやまぁ、感じ方の違いと言ってしまえばそれまでなんだけど、なんかそういう各々論でまとめてしまうには少し気持ち悪い空気感がこの風潮にはある気がする。

・上手く言語化し辛いのでアレだけど、僕が言いたいのは、なんというか、「それ“条件反射“で言ってない…?」ってやつだ。つまり、Twitter、及びインターネットで擦られている“邦画のここがダメポイント“みたいなのを鵜呑みにして、自分で何かを感じたり考えたりする事なくそれに該当する部分があっただけで「これだから邦画は…笑」ってスタンスで指摘したつもりになってない?という事だ。それは本当にあなたの感想ですか?と問いたくなる。

・映画の感想に限らず、インターネットにはかなりその空気感はあると思う。既に用意されている感想や反応。まぁ、所謂インターネットミーム等をまるで自分の気持ちであるかのように、ある種条件反射で言ってしまう、みたいな感じ。

・勿論その“お決まり“のノリの楽しさもインターネットのひとつの醍醐味だとは思う。でも、僕はあなたには敢えてそこで立ち止まる勇気を持って欲しいと思ってしまう。自分の感想を見つめ直して欲しいと思ってしまう。そうやって自身の在り方をちゃんとインターネットに刻んで欲しい……。などと思うのは、人に求めすぎかな?

・僕自身邦画がとても好きなのでムキになってしまった感じがするな。まぁ、これらは僕のエゴだし、そもそも僕自身も自分の興味のないジャンルの事とかだと同じような“ノリ“で色々消化してしまってる事も全然あり得るので、気を付けたい。

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