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2023/4/30 反=恋愛映画論

フォロワーとの契りもあるので、マリオの映画を観に出かける。

ゴールデンウイークの日曜日とは言えど、こんだけ上映回数があればまぁどっかの席は空いとるやろと思って映画館に向かったが見通しが甘かった。昼の時点でもう夜までのチケットが全部売り切れてた。えげつない。マリオってそんなに人気なの!?という驚きがあった。

まぁ仕方ないので18:30上映回のチケットを買い、近くで暇を潰すか…と歩き始める。昨晩に重めの揚げ物を食べたせいかあまり食欲が無く、歩き巡った末に“一日中モーニングメニューを提供している“という事が売りの『喫茶モーニング』に辿り着く。カジュアルで過ごしやすく、読書が捗ったので良かった。

『反=恋愛映画論』という本を読んだ。識者2人が恋愛映画を起点に、ジェンダーやフェチズム、社会問題等他方に枝を広げながら話し合う対談形式の本だ。僕はこの本に出てくる映画の半分も観れていないので知識として分からない部分はそれなりにあったが、話の内容自体がとても面白いので楽しく読むことが出来た。恋愛映画云々については僕も色々と書きたいこともあるのでまた改めて書くかもしれない。(そればっかだな)

作中でホン・サンスの話を沢山してくれてるのが嬉しかったな。ホン・サンスの映画は僕も大好きで何作か観ているけど、いまだに監督がどういうつもりでコレらを撮っているのかがよく分からない。でも新作が出たら取り敢えず観に行こうという気持ちになる。そういう不思議な魅力に溢れた人だから。

「ホン・サンスの映画はもはや一本だけでは評価できないと思う。どれも似ているし同じと言えば同じなんだけど、微細な差異を孕みながら、無意味で無価値で空疎だといえばそれはそうだし、それなのに/それゆえにわれわれがどうしても囚われずにはいられない「恋」が延々と続いていく。」

反=恋愛映画論

まだもう少し時間があったのでブラブラとBOOKOFF等に寄りながら歩く。最近PS4を手に入れたのでDVDやBlu-rayで観たい作品が売っていたら欲しいなぁと思っているのだけど、中々良いのが見つからない。というかそういうソフト系を今通販以外で買おうと思ったら中古ショップ以外もう無いのかなって事に気付いて少し怖くなった。

映画館に戻る。休日のシネスコだと映画が始まってから入ってくる客の多さにビビるのだけど、その要因のひとつに“フード買うの遅すぎ問題“はあると思う。もう開場しているのにポップコーン売り場にめちゃくちゃ長蛇の列が出来ている。もっと事前に買っとけば良いのに…始まっちゃうよ…と他人ながら勝手に心配などしてしまう。まぁ別に当人が良いなら良いんだけどね。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観た。“普通に面白い“の範囲は出ない作品…だと思う。でも客層を考えるなら、それはそれで重要な事なのだろう。とは言え世界的に大ヒットを飛ばしているだけあってクオリティはめちゃくちゃ高い。映像もリッチだし、話も丁度良い具合にまとめられていて楽しい。マリオにわかの自分ですら嬉しくなるようなギミックも沢山用意されていて、長年のファンなら感涙ものだろう。

何より僕が驚いたのは“ピーチ姫“のキャラ付けだ。なんとなくゲームのイメージから助けられる立ち位置のキャラクターだと思ってたけど、この映画ではマリオと肩を並べ、クッパと戦う1人の勇者として描かれていた。よく考えたらキノコ王国を1人で切り盛りしているプリンセス。か弱いお姫様なわけがない。そういう勇敢さを見せながら、ヒロインとしての可愛らしさも持ち合わせていてとても魅力的だった。

明日はまた歯医者だ。歯磨きの指導をしてくれるらしい…。怒られそうで怖いな……。

おやすみなさい。

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