【マンガ感想文】祓い屋の悲しみ(夏目友人帳28巻の感想)

昨日、「夏目友人帳」の28巻が発売になり、早速読みました。
ネタばれをしないように気をつけながら、感想を書いていきたいと思います。

第百十二話 三枚の写真と奇妙なお茶会
タキの兄から送られた写真に返事を書きたいタキが夏目に相談するも、何か禍々しいのが写ってますよお兄さん!な話。
タキの兄が絡んでくると、普段友人関係な夏目とタキが初々しい恋人同士に見えます。
会話の内容は兄への手紙の返信の悩み相談なんですけどね。
そこに、まさかの的場さん登場。絵だけ見てると、デート中に割り込んできて夏目が嫉妬しているように見えます。

第百十三~百十五話 年下のいとこ
映画を観ているような読後感でした。
状況説明のないまま、夏目はあるお屋敷を訪ねるのですが、着物姿の美しい女の子に門前払いされるところから物語が始まります。
彼女は名取さんの年下のいとこ「美弦」を名乗って…。
名取さんは若手の俳優さんでもあるので、いとこ(仮)ももちろん美少女…。
しかし、今回の名取さんはきらめくどころか沈んでいます。
廃れた祓い屋の家での悲しみ。名取さんの心の世界を具現化した物語でした。
(結末は次巻に続く)

全体の感想
夏目友人帳の連載が始まる前の読み切りを描いてた頃を彷彿させるミステリー。
あやかしもののイメージが定着してますが、真骨頂はミステリーであると私は思っています。

最後に、私の緑川ゆき先生作品のオススメ作品をあげてしめたいと思います。
・あかく咲く声
・アツイヒビシリーズ

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