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子どものトラウマに、拍車をかけてしまった話。
おはようございます。sakuraです。
息子が発熱し、40.3℃まで上がってその後下がったものの、強い咳が止まらずというより悪化しており、本日も学校をお休みしています。
日常の一場面で感じたことを通じて、自戒を含めたnoteです。
子どもを押し付けるような言葉かけをしたことに反省
我が家の息子は、薬がとても苦手です。特に錠剤とカプセル。
今週38℃台の発熱から始まって、咳も出ているので小児科を受診しました。小児科で処方された薬は錠剤とカプセル。
しかも朝8錠・昼2錠・夜10錠と錠剤とカプセルにトラウマがある息子としては毎回飲むのに苦労しています。
8錠の薬を1時間半かけて飲む
処方された初日の朝は1時間半かけても飲めず、私が手伝って飲ませても最終的に嘔吐。無理やり飲んでも吐いたことで薬の効果はなく、体に吸収される量もわからないので、再度飲むことはせずにお昼の薬の時間へ。夜は、1時間半よりも短い時間で飲み終えるというところで2度嘔吐。
薬へのトラウマが強い
息子は錠剤とカプセルへのトラウマが強く、薬を飲もうとすると拒絶反応があるようで、息が荒く、体が震えます。
息子は、呼吸を整えて薬を受け入れようとするも、上手く体と気持ちが一致しないようで、深呼吸をしながら飲もうと頑張っています。
「はい、飲むよ!!!口開けて!!!」と私が言うと、「ちょっと待って!!!」と、そのやりとりを10分。
待って、口開けての繰り返しを30分しても薬が飲めずに、飲めない自分にも悲しくなったようで涙が溢れていました。
薬のトラウマがあるなら飲ませなければ、とは思いますが、それでも夜中2時〜4時半まで強い咳が出続けて眠れない様子であるため、なんとか早く治ってほしい思いで、毎回薬を飲ませています。
が、薬を無理やり飲ませる母としては、こんなやりかたで飲ませたくなぁと思いながら、毎回反省。粉にしたらいいじゃん、と潰してゼリー状になるもので混ぜて口に運んでも吐いてしまう…早く治したいのに、全くうまく行きません。
私の都合が良いやりとりになってしまった
朝は仕事もあり、夜は夕飯、洗濯物、食器洗いなど家事をこなしながら息子の薬となると「ゆっくり飲めばいいか」ともいかず、「はい、飲んで!」「待っては何度も聞いた!!」とつい、強めに対応してしまいました。きっと、私の対応にも薬のトラウマ原因につながっているのかもしれません。
息子も楽に飲めたら苦しい思いはしなくていいのですが、薬を飲まないと咳症状がさらに悪化すると思う気持ち。
私自身が家事や育児、仕事で時間に追われているのと、「まあ、ゆっくりでもいいさ」と寛大に受け入れてあげられず、「早く飲んで」という声かけをしていることに反省しています。
潰して飲ませたり、内服薬をゼリーで包んで飲む粉末を買ってきてゼリーに絡めて飲ませたりと試行錯誤していますが、すんなり飲むことはまだ難しいようです。
拒絶反応にどう対応するか
薬を無理やり飲ませ終わってから感じるのは、申し訳ない気持ち。
私自身は、錠剤もカプセルも抵抗なく飲めますが、息子は飲めない。飲めないことに対して、受け止めてあげることができていません。
できないことを受け入れて、子どもが薬に対する抵抗を低減させてあげたいのに、逆効果となる抵抗を強めるような対応をしています。
この3日間の薬の件については、私が無理やり飲ませて問題を解決しようとしました。
薬以外にも無理やりで解決していないか
今回は薬に対することですが、子どもの考えや選択にも共通することだと反省しました。
拒絶する子どもに対して、子ども自身の考えやどうやりたいのかを聞くこと。聞いた上で、お互いに納得がいくポイントに持っていくこと。
小さな積み重ねのやり取りが、子どもの体に刻まれていくのだと薬の件で実感。子どもの気持ちを尊重しながら、私自身の意見も伝えた対応をして行かなければと感じました。
甘やかしと受容の判断の難しさ
「薬が飲めなくてもいいよ」と、咳が強くて夜眠れない様子の息子には言ってあげられず、症状を抑えて早く治ってほしい気持ちで対応しました。
薬だけではありませんが、子育てをする上で、甘やかしと受容の判断はとても難しいなと思います。
子どもがやりたいことをさせることが、甘やかしともいえません。子どもがやりたいようにさせることが受容ともいえません。
やらなくてはいけないことをどのような声掛けで、本人の意識と体とうまく一致させていけるか。
子どもの年齢が上がるほどに、誤魔化しが効かず、しっかりと対応していかなければ親子関係の歪みは広がっていくのではないか、と感じました。
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