お日さまと青空と
雨があがりました。
何日ぶりかのお日さまと青空。
東日本大震災の時に、自分にいつも通りの朝が来る事を、
申し訳なく、信じられないような思いでいた事を思い出しました。
被害にあわれた方、まだ雨が降り続いている場所の方に平穏な日常が戻ることを祈ります。
今朝のお日さまを見たとき、”神さまに出会う”という感覚になりました。
私がいちばん幸せを感じるのは、こういう瞬間なのです。
文明が何もなかった時の人たちが、太陽や空や木々や山やイキモノたちに遭ったときに感じるもの。
自分にはないものに出遭って内側で自然とひれふすものがあらわれてくる感覚。
恐れではなく、「畏れ」。
畏れと同時に自分の内側が清められたり磨かれたりするような感覚。
そして広がってくる安心感。
これは宗教的体験というほどのものではなくて、お茶を飲んだりご飯を食べたりするような日常と地続きのものなのです。
神秘体験、というように捉えてしまうと、何か違うものが混ざり込んでしまうのです。”自分は特別だ”、というようなものが。(それが積もり積もって新興宗教を危険な方向へ向かわせるのではないでしょうか)
今朝のお日さまに”その感覚”を頂けたのは、降り続く大雨に恐怖と不安で過ごした数日間を過ごしたためだと思います。
日常に「のうのう」とするようになると、お日さまにも青空にも湖にも、何も感じられなくなります。
たぶん「えらそう」になるのだと思います。(とてもいやな感覚です)
そういうものがとっぱらわれて、まっさらな目で見ると、お日様も空も雲も湖も山も木々も鳥も虫も、何もかも全てが”神さま”になります。
生きている、ということのありがたさを実感します。
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