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7月1日

今日もこつこつとやっております。
昨日の神社詣でのおかげか、スッキリした気分です。
リラックスしてしまって、作業がはかどらないのは困ったものです(笑)
こんな時があってもよろしいでしょう。

いまこの本を読んでいます。
「野生の声音」人はなぜ歌い、踊るのか
https://yakan-hiko.com/meeting/bonjo/yasei2021.html
Twitterでフォローしている舞踏家の方や、心理学者の方など、複数の方が同時にこの本を薦めておられて(ほとんど絶賛でした)、是非読んでみたいと思っておりました。
この一週間ほど、寝る時に読む本にしておりましたが、読み進める前に寝落ちてしまう有様で、なかなか進んでおりません。
そんなわけでまだ始めの方を読んでいる状態ですが、これは今の私が知りたかった事が書かれていると感じております。
いきなりガツンと響いたのは、こんな所です。

西洋近代の視点からは芸能の全体像を捉えることは出来ない(20p)
発声も身体性も、演劇的な情動も、その大元にはピュシス(自然)の発動がある。西洋でも、近代化以前の声を鍛える思想には、農耕や植物を育てることとのアナロジーとして喉のピュシスや野生の力に着目するものが多かった。それらは、近代的な美意識により自然領域を歪めてゆくモダンメソードとは根本的に異なるものであった。(23p)

読み終わった時にどうだったかを、またこちらに書く事が出来ればと思います。(とにかく寝落ちしないように読む時間をとります・・・笑)


型染版画・てんしのはしご

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同じ形を組み合わせる事で別のイメージをさぐる
「かたちをさがす」というシリーズです。
見ているうちに内面にあるイメージが立ち上ってくる
というコンセプトです。

これは二人の天使が足と羽の部分でつながっていて、対称になっているように見える形です。
タイトルは、この絵が出来上がってからつけました。
お互いがお互いの影になっているような、それぞれの世界の梯子を歩いているような、そんなイメージです。
この天使達は、すぐ近くにいるように見えて、互いの存在を全く知らず、別々の世界にいるわけです。
私たちももしかしたら、全くの別世界に生きている自分がすぐそばにいるのに全く気づかずにいるだけなのかもしれません。

サイズ 約86mm×141mm
素材 和紙、顔料

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ご覧いただきありがとうございます

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