ネットの情報は膨大だという誤解:種類が多いだけでスカスカです^^;
確かにウクライナのロシア軍の位置までわかる。しかし情報量はとても少ないのです。種類が多岐に渡るだけなので、それは誤解しない方がいい。
多くの人の意見もわかる。しかし文字で伝えられる情報は少ない。動画なら増えるが、YOUTUBEは双方向ではない。一方的な情報伝達は無駄が多すぎる。(注0)
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情報量という点では、部屋の外に出て人に会って会話する方が遥かに多いし、重要かつ信頼性の高い情報が得られることも多いでしょう。(注1)
人間の目(網膜)が受け取る情報量は30億bit/秒です(10秒毎にDVD1枚分)。街に出て動き回る人々を見ているだけで、これだけの情報が入って来る。
スマホの画面とは比較にならないのです。
また人間には視覚以外にも感覚がある。味覚、嗅覚、触覚情報はネットでは手に入らない。美味しい料理の味覚と「大事にしている人」をハグしたときの感覚をネットで得るのは無理です^^
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繰り返しになりますが文字情報は特に希薄です。他者とやり取りする場合も、twitterの文章を読むのと、直接に会って話すのでは雲泥の差だ。
表情、声質、口調、ボディランゲージは物凄い情報量なのです。コミュニケーションにおける情報伝達の95%は非言語情報だと言われています。
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つまり、ネットにかじりついている人々は別に「情報強者」ではないです。たぶん部屋の外で活動している人たちの方が、扱っている情報量は多い。
ただしネット民が悪いわけでもない。彼等は他の人と違う情報を持っているでしょう。補完関係になれば良いのです。情報強者とか弱者とかで上下関係を誇示するのは不毛です。
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おまけ
そういう意味で言うと、1万年ぐらい前のヒトは日夜膨大な情報を処理していました。狩猟採集生活には、自然界に関する多岐にわたる詳細な知識が必要だったからです。またそれを処理して未来を予測する能力も必要だった。(注2)
実はホモサピエンスの大脳はこの1万年間で小さくなっています。そもそもホモ・サピエンスの脳はネアンデルタールよりも小さい。
おそらくは「原始人」の方が現代人よりも頭は良いです^^
これは鹿狩りと「工場でボルトを締める作業」のどちらの方が頭を使うかを比べれば驚くことはないでしょう^^;
なお「原始人の方が頭が良かった」には反論があるはずです。人間の知能は高くなっているという研究もあるからです。ただし私はこれを疑問視しています。
現代人の言う「知能」とは、「現代的な社会活動を行う上で役に立つ知能」を指している場合が多いからです。例えば数や言葉を扱う能力です。狩猟採集民ではこれらの重要性は低い。
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