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「元本保証」に意味はない。円の価値は日々変わる。

今日、300万円をみずほ銀行に預金したら、1年後にも300万円でしょう。

でも、今日なら300万円で日産NOTEを買えますが、来年には買えない可能性が高い。インフレがあるからです。

これをNOTEが値上がりしたと言っても良いのですが、円の価値が下がったと言っても同じです。

300万という数字が同じだとしても価値は違う。そんな数字を保証されたって意味はないのです。

つまり、銀行預金は株式投資と比べたときに、特に安全なわけでは無いです。どちらもリスクがあります。

ただ、証券会社や銀行は、それがバレると客が来なくなるので「元本保証で安心です」と宣伝するのですね。それはウソなのですけど^^;

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おまけ

実のところ、ノーリスクの資産運用方法などありません。

金(ゴールド)だって、持ち家や土地だって(良くも悪くも)価値は変動します。ざっくり言うと、「10年前の東芝の株」ぐらいに安全もしくは危険です。

でも、みんなそれを気にしていないだけです^^;

あと、あなたの生涯賃金は保障されていない。典型的な日本人は一生に2億円ぐらい稼ぎます。だいたい、それで人生計画を立てている。というか、周囲の人と同じようなライフスタイルを採用すると、そのぐらいの支出が発生します。

しかし、病気(多いのは鬱)や大けがをすれば、生涯賃金は簡単に半額になります。ゼロになる人もいる。

ちなみに「一家の主」が自然死ではなくて自殺する可能性は、日本では1%ぐらいです。自殺したら、その世帯の収入が1億~2億円減ります。

1億~2億円の損害が発生する可能性が、1%もあります。

どう思いますか?

株式投資だけを怖がっても意味ないんですよ^^;

人生はそもそも怖いものです。^^

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おまけ2

極端な例として、ジンバブエドルを。

あの国ではハイパーインフレが起こりました。

ある日、100万ジンバブエドルで車を買えたとします。

1年後には、その100万ジンバブエドルでパンを1個買うのがやっとになりました。

でも、銀行は「元本保証」の約束は守ったのです。

そんなものです。無意味です。

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