失敗で凹むのは失敗しないと思っているから。
物事は基本的に計画通りに行くと思っていませんか?
行きませんよ^^;
現実社会はあまりにも複雑で予見不能です。基本的に失敗します。
*************
でも日本人は計画が大好きですよね。私の元上司もそうでした。
「試験(実験)をやる前に計画を綿密に立てて、結果を予測してから実行しろ」
という主義です。
でも予測はどうせ外れる。さっさと実験して、何が起こるかを観察したほうが遥かに効率が良いのです。しかし、この方法は工場出身者には嫌われます。工場では「生産計画」が命だからです。
**********
しかし、計画重視が意味を持つのは製造業の工場だけです。それが特殊なのであって、他の人間活動にはことごとく当てはまらない。
工場労働は、人間のやる事の中では最も単純なものの一つだからです。それゆえに成功したのですが。
なにせ「能力の低い低賃金労働者」でも数さえ集めれば利益を出せる。ちなみにこの「大発見」をしたのがヘンリー・T・フォードです。
**
日本は工業主体の文化に毒されています。繰り返しますが、失敗するのが当たり前です。凹んでいる場合じゃない。先に進みましょう!
別の言い方をすると、努力は大抵報われません。でも、それでいいのです。報われる努力もある。それで十分に幸せになれます^^
********
補足
特に重要でかつ計画通りに行かない活動の一つが、軍事行動です。
戦争が開戦時の予想通りに進行した例はほとんどありません。ロシアのウクライナ侵略は間抜け呼ばわりされていますが、あれが普通なのです。
だから軍人は「計画通りには行かない」事をよく知っている。そして米国社会には軍隊上がりが大勢いて、特に元士官は社会的に影響力の強い立場にいる。
彼らは失敗など当たり前だと思っている。臨機応変に動くことが重要だという考え方です。だからアメリカ人は楽観的なのかもしれないですね^^
そしてアメリカ文化が失敗に寛容なのも、これが理由だと思います。
日本との大きな違いの一つです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?