ヒトという動物種は異常なまでに成熟に時間を要する。社会に参加するまでに15年。役に立つまでに25年の「学習・経験」が必要だ。

ヒトの大脳の(機能的)成長がようやく止まるのは25歳だ。それまではヒトは学習し続け、知的能力は上がり続ける。

そうして、やっと「1人前の人間」として社会が認める。つまり、それまでは「子供」なのだ。セミの幼虫と同じで、25歳未満のヒトの「幼生」は、「社会の構成要素としての個体」としては認められない。ぶっちゃけ「人間」ではない。

だから社会の主要的な地位はこの年代以降が引き受けている。衆議院議員の立候補条件が25歳以上であるのは、こうした理由がある。

よって、25歳を前にして「向上心を失った個体」、「向上する機会を失った個体」は社会の役には立たない。未成熟なのだ。端的に言うと「ガキ」。相手にしない方がいい。

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ただし、上記の話は大前提が抜けている。これは「オス」の個体の場合の話なのだ。理由は、たまたま現代社会は男性が動かしているからに過ぎない。

女性は「生きる目的」がオスとは全く異なる。育児だ。生物学的には初潮から出産が可能だ。ただ母体の成熟度からすると18歳程度の体力と知力が望ましい。初産が早いと、その女性はその後の出産も楽だ。もちろん初産が早ければ、生涯出生数も多い。だから多くの(優秀な)子供を育てられる。

逆に言うと、女性は18歳から社会に「母親」として主要メンバーとして迎えられる。実に重要な存在だ。

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しかし、18歳初産には大きな欠陥がある。現代社会はあまりにも不安定要素が多く、18歳の経験と知力では「父親にふさわしいオス」を見つけることが、ほとんど不可能なのだ。

となると、どうすればよいか。

見合い結婚だ

これが理由で、日本では50年前までは、多くが見合い結婚だった。本人よりも、はるかに人生経験の多い「両親」が娘の相手を選んだのだ。親はあらゆる犠牲を払ってでも娘の幸福を追求する。だから多くの場合にこの「ペアリング」は成功した。

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もちろん恋愛結婚をするのは本人の自由だ。

でも、それは「大人になったらJリーガー(現代ではユーチューバーかな)」と考えている子供が、それを行動に移すようなものだ。

ほとんどの場合に失敗する。それを承知の上で実行するべきだろう。

私自身は、失敗したけれど恋愛を経験して幸福だった。その結果として、私は結婚をしなかったが、これは実利上で成功だ。

いずれにしても本人が決めることだ。大人だろうと子供だろうと、自分の人生をどう生きるかは、自分で決定するしかない。

ことに今の50代は10代、20代の価値観など理解できない。過去100万年ぐらいは、親子は同じ価値観の基に生きていた。しかし現代は異なる。人類史において、最もジェネレーションギャップが大きいのが現代だ。

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おまけ

若い女性の皆さん、今や「いい男」は絶滅危惧種です。見つけたら果敢に挑みましょう! 片思いでも失恋でも構わない。恋愛は楽しいですよ^^

そして30人に1人ぐらいは、幸福な結婚に成功するでしょう。宝くじを買うよりもはるかに勝率は高い。しかも、失恋したって失う物なんてほとんどない。20歳前後の女性はそんな大層な「もの」は持っていません。

処女を失ったっていいんですよ。相手が「上物」なら、シングルマザーになるのは大正解の1つです。

ただ、それは計画的にやってくださいね^^

失敗すると子供が可哀想です。

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