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障害児の父親は育児を放棄するケースが多い。離婚が容易に認められない理由の1つがこれのようだ

 日本の法律では離婚が難しい。というか子を持つ夫婦が縁を切るのが難しい。これは子供が育児を受ける権利を保護するためだろう。
 共同親権が揉めているのも、これが理由の一つだ。
 しかし、皮肉なことに離婚の原因の多くは、父親が育児・家事をしないからだ。離婚した女性の話によると、「夫」は「家庭では役に立たない、手の掛かる長男」の位置づけだ。共稼ぎ夫婦では、妻にとっては余計な負担でしかない。夫の世話をしなければ、育児と賃労働にもっと時間を費やせる。夫は扶養家族に近い。
 つまり夫は育児の邪魔をしている。いない方が子供のために良いのだ。

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 ところが行政の判断は異なり、育児放棄を防ぐために法律で「結婚生活」を強要している。しかし、そんな強制をしたところで、やる気のない父親は育児などしない/できない。現に、同居夫婦でも父親に育児義務はあるが、実行する夫は少ない。
 刑務所の懲役労務とは違うのだ。育児は強制されてこなせるほど簡単な作業ではない。
 強要は意味のあることは思えない。

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