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ガソリン

油絵の具。キャンバスに色を塗るだけで、生きている実感が湧いてくる。魂の一部を移すような作業。徐々に絵と呼吸が合ってくる。イーゼルの前に腰掛けて真正面に絵と向き合う、時には睨み合うこの時間が、何よりも自分には必要なんだ。油臭さも手間の掛かるところも、その重たさ込みでずっしりと私の中心を安定させてくれる。情熱はいつも車に注ぎ込まれたガソリンのようだと思う。情熱を燃やせば。私たちは、何処へでも行ける。


* 最近の 百文字日記 *

百文字日記 ( 五月二十二日 )

参拝している夢を見てからなんとなく気がかりだったので、お参りへ。鳥居をくぐると背筋が伸びる。清々しい気持ちのまま、アトリエの掃除。ここ数日デジタルの作業をしている時間が長く、アトリエの居心地が悪くなってきた気がする。絵の具に触れなくちゃ。


百文字日記 ( 五月二十三日 )

久しぶりに絵の具に触れ、心が満たされていった。幼い頃の自分の絵を描いている間ずっと、德永英明さんの壊れかけのRadioが脳内でリピート再生されていた。

「 思春期に少年から 大人に変わる
道を探していた 汚れもないままに 」

何も知らなかった頃の私。


百文字日記 ( 五月二十四日 )

どれだけの覚悟でやっているか?忘れてはいけない。ダメな日もある、停滞するように感じる時もある。誰かのせいにしていないか?一歩踏み出すかどうかは自分が決めること。自分を救うことができるのは、自分だけだから。



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