記事一覧
「頂き女子」という狂信
頂き女子マニュアルを再読して「あぁ、こりゃ更生不可能だわ」と強く感じた。頂き女子マニュアルは当然ながら"頂き"をするマニュアルであるのだが、同時にイデオロギーのトラクトでもある。あの強烈な思想を変えようと思うならば、それこそ共産主義国家の思想改革収容所と同等の施設にでも放り込まないと無理だろう。そして、当たり前のことながら先進国の刑務所はそのような施設ではないので、釈放後は実質的には同じことをし
もっとみる話題の頂き女子マニュアルを一読。よくできている。
マニュアルの内容について心理学理論で説明可能であることがまた凄い。
また、経営学的視点からの”頂き女子"の捉え方や、手順書としての工夫・完成度の水準が高い。
※弟子の家田の反省の弁は当該マニュアル通りで無反省なのがよく分かる
MBTI:うーん、イマイチ納得感が無い
先に16パターン性格診断の心理機能の解説と精神モデルの解説をしてきたが、イマイチ納得感が無い。
16パターン性格診断やMBTIが用いる心理機能と精神モデルを"聖典"のように受け止めてその枠組みのもとで思考するという「思想や主義を理解・考察・研究するときのメソッド」を心理機能を取り上げたnote記事において使用してみた。その視座でのものの捉え方を没入することで把握するメソッドなので、没入モード
MBTI:心理機能のはなし
ユング(およびフロイト)の人間モデルが蒸気機関をイメージしていることについて、以前に以下のnote記事でほんの少し触れた。
ユングの「心的エネルギー」のイメージは明らかに蒸気機関の蒸気をイメージしており、また、各心理機能を通して心的エネルギーが吹き出すとのイメージもまた蒸気機関そのままである。要するに、ユングの考え方を理解するとき、「圧力を持った気体」をイメージすると理解し易いものが多い。そ
MBTI:映画『ワイルド・スピード』からみるES世界とEN世界
映画『ワイルド・スピード』シリーズは、1・2作目と5作目以降では全く別の空気感が漂う(以降『ワイルド・スピード』は『ワイスピ』と略す)。3作目と4作目はその移行期といったところか。3作目は1・2作目とかなり近い、4作目は1・2作目の空気感の名残を残しつつ5作目に近い空気感である。1・2作目と5作目以降の世界の違いは、ドムの世界かホブズの世界かの違いとも言える。そして、ドムの世界がES世界であり、
もっとみるMBTI:性格類型の把握のために過去に出会った人を思い出すこと
MBTIあるいは16パターン性格診断で性格類型を具体的に把握しようとするとき、著名人の性格類型で把握しようとする人、あるいは今現在で仲の良い人物から性格類型を把握しようとする人が、noteやその他のネット上で主流である。
著名人で性格類型を語ることは、著名人という共通のプラットフォームから、他者と「性格類型に特徴的な言動や振舞とは何か」を可能にする。また、今現在で仲の良いや付き合いのある人物
MBTI:ことわざや慣用句との類似
MBTIや16パターン性格診断の各タイプと具体的人物との関係に関して、ことわざや慣用句と具体的状況との関係と同じように接するのが賢明だ。とはいえ、ことわざや慣用句とは何であるのか、よく分かっていない人も少なからぬ数がいる。そこでまず、ことわざや慣用句とは何であるのかを確認しておこう。その後、性格類型とことわざや慣用句との類似を見ていこう。
■ことわざや慣用句の性質
結論を先に述べておくと、
MBTI:代替機能と各タイプの弱点
この記事は以下の記事「MBTI:最悪期・回復期の心理機能とタイプ」の続編である。
前回の記事で以下のように述べた訳だが、代替機能との関係性については触れなかった。本稿では代替機能と代替機能で認識される対象と各タイプの関係について見ていきたい。
■各タイプの弱点
各タイプは、どうも代替機能の心理機能でモニターされる対象が弱点となるよう見受けられる。すなわち、以下の心理機能がモニター対象し
MBTI:「NeとSe」および「NiとSi」
MBTIというよりも16パターン性格診断の話である。
さて、SとNの違いが関わる世界の違い、すなわち観念世界の住人か現実世界の住人の違いであることは、私はnote記事で幾度か論じてきた。本稿ではその区分けを前提として、8つの心理機能(※ただし本稿で扱うのは4つ)における小文字の「eとiとの違い」について述べたい。そして、「eやiが指す概念とは何か」の考察結果を一先ず報告しようと思う。
■e
MBTI:最悪期・回復期の心理機能とタイプ
ロジャース派心理学についての文章を纏めるのに少し飽きてきた。そこで気分転換としてMBTI、あるいは16パターン性格診断の心理機能についての私的な考えについて、メモ書きを兼ねて記事にしよう。また、この記事は同時に以下のように以前書いた文の補足も兼ねる。
上記の文は「MBTIの理論からの説明だと"このタイプはかくかくしかじか"であるハズなのだが、私個人が観察した具体的人物で見る限り、そうとも言え