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 #ひと色展 2023 に寄せて


色は 石や土 ときに貝殻からつくるもの
そう 教えてくれたのは
ことばをまなぶ 美術の先生でした

色は 光だよ 目を閉じるとかくれるだろう?
そう 笑っていたのは
木くずの上にすわる 演出家でした


美術の先生は 日本画家になって
演出家は 大学の先生になって
気づけば わたしは ただ ここにいて
なにも かわりません


ある日  〈 色って こんな子かもしれないよ? 〉
そんなつぶやきとともに
ときめくような イラストを
note のなかに みつけました

なにも かわらないはずなのに
わたしは ぱぁっと 幸せの明かりに
照らされたのです

わたしは 聴いています
そして
わたしは みています

わたしも ひとつの色
そうか
わたしは ここにいたのね


こまったときに目が合うと、
散らかった心を
やさしくまとめてくれます。

そして、どんな色のとなりにいても
なじむ優しさを感じます。

「シェルピンク」とは、
貝殻の内側、太陽が反射して
見える色のことだそうです。

この絵具も、角度を変えて眺めると、
ますます愛らしく光るピンクのときがあって
それもとてもきれいです。

イシノアサミさんの note 
【色】シェルピンク"ほのかなひかりの色" より 


イシノアサミ©️2023


「シェルピンク」という色を、初めて知りました。

色と「色の子(アサミさんのつくった ひと色ずつの かわいいこたちです)」の紹介文のなかには、どこかしら、作者〈イシノアサミさん〉ご自身が、小さくなって 読者のみんなと かくれんぼしながら楽しんでいるような… そんな感想を もっているのです。

はじめの1人をえがきはじめたとき、
今日という日がくること、
アサミさんは 知ってらしたのかな??


こんなに  しずかな やさしい「色」の子に
あったかいほほえみと かろやかな羽をプレゼントするアサミさん。

そんなアサミさんと、アサミさんの描く色の子たちが大好きなみなさんが、20023年にも『ひと色展』を企画・準備されています。

場所は
@福岡(6月~)そして @横浜(9月~)です


アサミさんの「色の子たち」に会いたいかたは、こちらへどうぞ!