見出し画像

なんとかする力-サクラサクワークス誕生の背景

どーも!社長のねぎおです。

先日、約4年ぶりとなる新サービス『サクラサクワークス』をリリースさせていただきました。

詳細はこちらをご覧ください。

さて、新サービスをリリースしたものの、実は根本的なサクラサクのビジネスモデルやビジネスマインドに関しては18年間、変わっておりません。企業理念に”進化し続ける”という言葉を掲げながらも、この18年間、軸としてはブレずにやってきたと自負しています。

その軸というのは、今回のNOTEのタイトルに付けた『なんとかする力』です。今日はサクラサクの18年間の歴史を振り返りながら、新サービスが生まれた背景を探ってみたいと思います。

■ブログサービス時代

ここ数年の自社マーケティング活動、YouTubeオウンドメディアの発信の成果もあり、サクラサクマーケティングという名前を知っている方であれば”サクラサクマーケティング=SEO会社”として認識頂いているのではないかと思います。そんなサクラサクですが、実は前身である株式会社ブルトアは2005年創業時、SEOとは全く別のビジネスで立ち上がりました。

2005年、18年も前の話ですが、米国より”ブログ”という新しいサービスが上陸し、日本でも各社(アメブロ、FC2、ライブドアブログ、楽天ブログなど)がサービス提供を開始し、ブログが大衆権を得始めた時期でした。

この時期にブロガーを会員として集め、サービス展開を始めたことで生まれたのがサクラサクの前進であるブルトアでした。

個人の力を使って、企業のマーケティングの支援をする”という意味では、実は今回のサクラサクワークスと全く同じコンセプトと言えるかと思います。

その後、バズマーケティング、バイラルマーケティングなどの言葉で一時の脚光を浴びた弊社のサービスでしたが、インターネットの法的に整備が整っていない中で生まれたものとあって、グレーゾーンであったり、モラル的にも疑問視する声があったりで、2006年3月にサービスを閉じることになります。

■SEO会社下請け時代

ねぎお転職してわずか5か月で、メインサービスが終焉し、唯一の販売商材を失い倒産の危機を迎えます、、、、汗

しかし、ひょんなことから某SEO会社と協業をするきっかけを得て、SEOの事業にシフトしていくことになります。

協業とえいえば聞こえはいいですが、実際のところは下請け業務。
我々がもっている仕組み、技術、リソースを駆使すれば、SEO会社のニーズに答えられるということに気づきました。そこで、片っ端からSEO会社にメール営業、電話営業。のべ100社前後のSEO会社と商談をしました。
※当時、SEO会社は玉石混交で、本当にいっぱいありましたw

我々の営業スタイルは、何かを売るというよりは完全な御用聞き営業。
自分たちの強み、実績、リソースを紹介して、とにかく先方がやりたいこと、求めているものをヒアリング。そうすると興味をもってくれた会社さんは、

『こういうシステムを作りたいんだけど、できる?』
『もしこういう仕組みを提供してくれるなら、トライアルで発注するけどどう?』
『無料でやってくれるなら、とりあえず使ってあげるけど』
『今月中に○○本、納品できるなら、考えるけど・・・』

こんな感じで要望をバシバシもらえるようになりました。中には、いたずら、冷やかし半分の要望や発注する気がないものも正直ありました。
当時、営業部長だったねぎおは、要望を受け取ると、要件を整理して、社内でエンジニア、ディレクターと、『なんとかならないか?』と議論を重ねます。基本的には、無理難題ばかりでしたが、商材を失い、倒産危機に瀕していた我々には『なんとかする』選択肢しかありませんでした。

ほぼ利益がでないトライアルで受注して、なんとか形にし、結果に繋げる。すると追加発注をもらえたり、別の会社を紹介してもらえたり、さらに新たな要望をもらえるようになりました。1社との取り組みで自信をつけると他の企業にも自信をもって営業することができ、協業企業は確実に1社1社と増えてきました。

脱線:その1社が現サクラサクマーケティングの会長の林が務めていた企業でした。その後、林が独立して立ち上げたサクラサク株式会社とも協業をスタートし、この協業が花開き、現在のサクラサクマーケティングになったわけです。

■マーケットインとの出会い

当時、『プロダクトアウト・マーケットイン』、こんな言葉も知りませんでした。後からこの言葉を知った際に、当社提供していたブログのサービスが『プロダクトアウト』であるならば、その後の御用聞き営業で提供していたソリューションが『マーケットイン』であったと知ることになります。

どこかITベンチャーの端くれとして、アップル、Facebook、Google、Twitterなどに刺激を受けて、世の中にインパクトがあるサービスを生み出すんだという情熱に燃えていた野心は確かにあったかもしれません。

しかし、売るものがなくなり、自分たちの存在価値を見失っていた矢先に、”ニーズ自体を作ることが難しくても、ニーズにあったものを作ることができればそこに価値が生まれる”ことに気づきました。

この窮しからの脱出によって、徹底的に顧客、市場、世の中のニーズに耳を傾けて、そのニーズを満たすことができればチャンスがあるという成功体験をしました。その後も顧客の要望に応える形で、1案件で数千万の受注をしたり、新サービスが生まれ、5年近く契約を継続できたり、様々なドラマを生むことになります。

■クラウドソーシングの活用

さて上記の通り、マーケットインの発想で、顧客のニーズに応えていくことに成功したわけですが、とはいえ千差万別、無理難題の顧客のニーズに応え続けることはそんなに甘いものではありません。技術難易度、納期、品質、競合との差別化、など乗り越えなければならない障壁は山のごとし。

社内にCTOの山さんを中心に検索エンジンに強いエンジニア部隊がいたことが我々の強みではありましたが、もう1つの強みの軸がクラウドソーシングでした。

おそらくクラウドソーシングという言葉が世の中に生まれる前から、我々は”個人の力を集結させて企業のWEBマーケティングに生かす”ことを生業にしていたことは上記ブログサービス時代に記載しました。

このサービスはブログルポというサービスだったのですが、
・ブログルポ
ルポ
カカセルエディター
サクラサクワークス
と名前と守備範囲を広げながら、個人のワーカーを抱えるプラットフォームと共にサクラサクは進化してきました。

2005年~2008年前後はブロガーを中心に。2008年~2015年前後はブロガーをライターに転換させ、コンテンツやサイトを生産する体制を築きました。
2016年前後、コンテンツマーケティングブームの到来に合わせて、今までよりも質の高いライターを囲い高品質な記事コンテンツを提供するサービスを展開してきました。

昨今、GoogleではEATと呼ばれる、専門性、権威性、信頼性の高いコンテンツでなければ勝負できません。その変化に伴い、カカセルエディターというプラットフォームをリリースしました。ライターだけではなく、監修者、編集者、ディレクター、校正者と優秀なワーカーを囲うことで顧客の高い要望に応えてきました。

■サクラサクワークスの誕生

2020年コロナパンデミックにより企業側、ワーカー側とドラスティックな変化が生まれました。企業側はよりDX化を進める必要が生まれ、ワーカー側はリモートワークの普及によって、自分の力を発揮するシチュエーションが増大しました。

SEOコンサルティング、コンテンツマーケティングを生業にしている弊社ですが、明らかに顧客のニーズは拡大していきました。

・オウンドメディアをつくりたい
・WordPressに記事をアップロードしてほしい
・イラスト画像を作ってほしい
・動画編集もしてくれないか

マーケットインで進化してきたサクラサクがもう一皮むけるフェーズがやってきたわけです。コンテンツマーケティングに特化したカカセルエディターというプラットフォームから、脱皮して、企業側のWEBマーケティング上の課題解決につながるスキル・リソースを確保するプラットフォーム、『サクラサクワークス』の誕生です。

今回4年ぶりの新サービスをリリースしたわけですが、根本のビジネスマインドはブレておりません。

”顧客のニーズに、技術と個人の力を集結させ、真摯に応える。”

もっとわかりやすい言葉で表現するならば、顧客のニーズに対して『なんとかする力』。これが18年間サクラサクを支える根幹にあると自負しています。

今後も進化し続けるサクラサクをよろしくお願いします!

PR:お困りの企業のWEB担当者の皆様、是非、お気軽にご相談ください!サクラサクがそのお悩みをなんとかします!

PR:スキルをお持ちのワーカーの皆様、皆さんのお力をサクラサクで発揮しませんか?ご登録お待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?