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サクラサクのスタッフからのアンケートで、
・おすすめの本を教えてください
・どうしたら、たくさん本を読むことができるのか教えてください
・読書をすることがどうしても習慣化できません
・速読がどうしてもできないのですが、コツを教えてください。
など読書にまつわる多数の声をもらった為、自分なりの読書法について、考えてみたいと思います。
※ここでは小説やエッセイなど娯楽としての読書ではなく、ビジネス書に限った話。

前提:プル型読書のススメ

まず、本を読むにあたっての大前提として、
①プッシュ型
②プル型
どちらのスタンスで読むかによって、得るもの、時間効率と大きな差異が出いてきます。

そもそもビジネス書を読む理由、目的を考えてみて下さい。おそらく、何かしらビジネス上の課題やスキルアップしたい目的があって、書籍を手に取っていると思います。さらの状態で、
・勧められたから読んでみた
・ベストセラーだから読んでみた、
こういうケースももちろんあると思いますが多かれ少なかれ、読書には時間を要しますので、目的なく、本を手に取る行為自体が、非常に時間のロスだと考えています。※よくわからないけど、人に勧められた映画を観に行くような感覚です。

目的から逆算して、”プル型で読書をする”これをお勧めします。

知りたい情報、得たい内容を頭に浮かべ、その答えを探しながら、読み進めるのがプル型読書法です。

我々は小学生の頃から、先生や親からの教育で1から最後まで順々に精読することを習慣化され、その癖が染みついてしまっています。夏休みの読書感想文という悪行のせいで、読書に対する誤解が蔓延ってしまったのではないかと思うわけです!怒

ビジネス書においては、数多ある書籍の1文字1文字のすべてが自分にとって、有益とは限りません。中にはタイトルの1行の結論の根拠を300ページに渡って書いてある本もあります。雑言えば、あなたにとって、その1行を得たことで、目的を達成しているのであれば、タイトルだけで読了しても構わないと思います。

なので、その本から、何を得たいのか?そこを明確にし、その答えを探しに行く(プル)スタンスで、読書をすることをお勧めします。

◇前準備:書籍の構造理解

さて、前項で、何を得たいのかを明確にする、これがファーストステップだとするとセカンドステップは、その書籍の構造や流れを理解すること。

簡単に言えば、徹底期に表紙、背表紙、目次に目を通して、文章の構成を理解することです。目次を見れば、各章で言いたいことはある程度わかります。また各章の中の各項を読めば、論述の流れも読めます。

例>起承転結型、序論・本論・結論

目的を明確にしているわけですので、全章、全項があなたにとって有益とは限りません。専門的な本や学者の本であればあるほど、結論に対する事例や根拠を延々と述べているものもあります。またご丁寧に各章の最後にサマリーが記載のある本もあります。その場合は、サマリーで大枠を掴んで、その章の重要性を判断してから、目を通すことで、スピードアップがすることができます。

◇実践編:読み進め方

速読スキルは必要なのか?

まず速読のスキルが必要かについて考えてみたいと思いますが、あればあったに越したことはないと思いますが、根岸流読書術においては、
別に要らないと思います。全文を精読し、テストの設問に回答するために、読書しているわけではないからです。

※私も速読術はいくつか本でトレーニングしましたが、これはスポーツや運転が得意な人であれば、すでに身に着けているスキルかと思います。

まず一冊の本を読了させたい時間を本のタイプ毎にざっくり分ける。
・簡単なビジネスTIPS 30~60分
・難解なビジネス書  60~90分
・専門書       90~120分

速読をしろという話ではなく、
・読む終わった時間=読了時間ではなく
・読了時間=一冊にかけるべき時間
というスタンスで目標を決めて、その時間内で、目的から逆算して得た情報を得ていくイメージです。

おすすめは行きと帰りの通勤時間で、何日で1冊読むか決めてしまうことです。また電車の中のスマホをいじる時間はホントに無駄です。特にメールやチャットを読んだり、返信したりして、仕事をしたつもりなっている時間が一番もったいないです。その時間は、デスクに座れば、生まれますが、仕事中、デスクで本を読む時間は普通はないかと思います。なので、いつでもできることは後回しにして、通勤電車内は、読書の時間などと割り当ててしまうのがおすすめです。

で、書籍片手にボールペンを用意してください。『気になった点=目的に通じる箇所』、これをとにかくボールペンで線を引きます。間違っても、メルカリで売りたいから、綺麗に読もうなどとケチらないでくださいwその一冊から、得るものが少なければ、メルカリで売却益より、損失の方が大きいからです。

一巡したら、線を引っ張った個所を中心に再読し、さらにアウトプットすることをお勧めします。ツイッターが手軽なので、一番ベストだと思います。

ブログ、もしくは自身のメモで十分だと思います。※パワポにし、図解でまとめることで、プレゼンスキル、提案スキルもあがると思います。

◇選書のススメ

最後にどんな本を選べばいいですか?という質問。

これは結論、答えがないです。なぜなら、根岸流読書術は基本プル型なので、人によって求めている内容は異なるからです。


英語の勉強が必要ない人に、発音も、単語も、文法も要らないようにあなたが求めている本を掴まない限り、時間の無駄です。

なので、先輩に”おすすめに本を教えてください”と言い寄るのは、やる気満々アピールはできるものの、これは絶対に避けた方がよいと思います。
質問するのであれば、”○○に困っていて、”と前提をちゃんとつけることです。先輩におすすめを聞いてしまったら、読了後、感想を求められますし、逆に伝えなければ、失礼に当たります。見たくもない映画を最後までみて、感想文を提出するようなロスは避けたいところです。

最初は、バカみたい手法ですが、自分困っているキーワードで、AMAZONでしらみつぶしで、探していくことだと思います。
お恥ずかしい話ですが、過去、私自身、役職につく度に、
・マネージャー
・部長
・執行役員
・取締役
・社長
役職名で検索して、書籍を読み漁りましたw

◇さらに効率的に読書をしたい人向けの裏技

最近では、便利な要約アプリなるものがあります。

私は、flierというアプリを使っていますが、1冊3分くらいで新書からおすすめの本まで要約を読むことができます。月額2000円ですが、無駄な本を読む時間とコストが省けるのであれば、安いものだと思います。

また多数のビジネスYouTuberが名書を要約をイラストで分かりやすく解説してくれています。

こういった書籍の要約から自分に必要か否かを判断し、購入するにも今どきのtipsではないでしょうか。

◇最後に。なぜ読書がビジネスマンにとって重要か?

自分自身の会社を見ても、明らかに以前より、多様性が進んでいると思います。
性別、年歴、国籍、雇用形態、副業、、、、

働き方に対しても多様な考え方生まれており、以前であれば、上司の方が、年齢も、経験も、年収も、多いのが当たり前でしたが、逆のケースも多々あると思います。


部下が副業をしており、自分より年収が高いなんてこともありますね。そうなってくるとこの多様な価値観を理解し、行動する為には、自分の経験則だけでは、情報が足りな過ぎるのです。

『本を読まなくても・・・』

という人もいますが、それは、進化への拒否とも取れます。多様化し、進化していく現代へ追従していく為には、インプットは不可欠なスキルであり、書籍は以前として、効率よくインプットできる媒体NO.1だと思います。なので、大量の書籍から、自分が求める答えを大量にインプットする為にも、上記、根岸流読書術、試してみてください。

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