上高地でバカンス
山岳テントを買った。
お試しに、5月に息子と奥多摩へ行って試しに設営してみた。
「本番は、いつ?どこへ行こう?」
一人で山登りはしちゃうくせに、一人でテントに泊まるのは怖い、雨とか、熊とか、男とか(あっ、おばさんには無縁ですね)
って訳で、キャンプ好きのYちゃんを誘った。以前から
「上高地、私も連れてってよ、行ってみたい!」
って、言ってたから。
上高地の小梨平キャンプ場は、上高地バスターミナルから歩いて10分ほど。
ザックに荷物が入りきらなくて、手持ちの荷物があっても10分くらいなら歩ける。
テントは買ったものの、
私にテント泊登山が出来るのだろうか?夜の一人が怖いのに。
テント泊になると、ザックの重さは4〜5キロ増える。と言うことは、10〜13キロを背負って山を登る事になる訳で、歩けるのだろうか?
いろいろ悩んで結局、
テント泊用の大きなザックを買う勇気はないままだったので、バス停から近い上高地は、初テント泊にピッタリ!
そして、何より毎年行っている大好きな場所だ。
今回の上高地は、山登りなしの、
「まったり、バカンスな上高地」だ。
Yちゃんとは、上高地で待ち合わせする事にした。
私はいつも通りバスで上高地に入る。
登山バスの「毎日アルペン」さんの2泊3日の往復チケット(車中1泊、現地1泊)が、テント泊応援プラン、1000円割引でお安かったので、夜行バスで当日の朝から上高地入りする事にした。
夜行バス、寝たのか寝てないのか、うつらうつらしている所に、バシャバシャと急に雨の音、時間は5時、そろそろ上高地に到着の時間だ。
「えー、雨⁈」
全く予想してなかった雨。
しかし、大正池が見えてきた頃には、バスの外は雨が上がって、霧の立ち上る幻想的な風景だった。
まず、バスを降りてトイレに行き、
顔を洗って歯磨きして、身支度を整える。河童橋へ向かうと穂高連峰は雲の中で山頂は見えない。
小梨平キャンプ場へ向かう。
初めてのテント泊、穂高を見上げる梓川沿いにテントを張りたい。場所の目星をつけて受付をする。
梓川沿い、穂高を見ながら、いい場所が空くまでベンチに腰掛けて朝ごはん。
この景色の中で、フリーズドライのスープとパン、贅沢な時間。
だんだんと穂高連峰が雲の中からお目見えだ。
そうこうするうちに、テントを撤収して出かける方々。
梓川沿い、穂高連峰が眺められるところに場所をとって、テントを設営する。
テントの設営は、家の中で練習してきた。大丈夫!
テントは組み立てられたけど、「ペグ打ち」とやらが上手くいかない。
"カンカンカン!"川沿いに落ちてる石で、打ち付けると、あちら側が外れてる。今度はこっちが、上手く刺さらなーい!
時間がかかったけど、何とか今日の我が家が出来た。うれしい😊
穂高が目の前の我が家。
我が家が出来て8時。
Yちゃんは自宅を車で6時過ぎに出て、上高地到着は12時の予定。
4時間、一人で上高地散策タイム。
半袖だとちょっと寒いかな、空気は澄んで綺麗だ。
明神に到着。
コーヒー飲んでなかったら、朝のコーヒータイムにしよう。
売店に行ったら、「アフォガード」の文字が、美味しそう。
Yちゃん来るまであと3時間程。
時間があったら歩きたいところがある。
そちらに向かって歩き出す。
つづく。
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