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せっかちな畑の師匠

大雨の予報が出ていた今月2日
地植えした野菜が気になって、
一日中雨降りの予報なのに畑に行ってきた。

「今日は雨だけど、畑に来てるのか?」

と師匠から電話。

それじゃ〜しょうがない、と珍しく駅まで迎えに来てくれた。

畑に到着して、
雨具に着替えて、畑の様子を見る。
10日前に植え付けした、茄子、万願寺とうがらし、きゅうり、かぼちゃ、トマト
共に、無事に根付いていて安心した。

落花生を撒いたところは、
種を鳥に食べられない様にと寒冷紗をかけたままになっている。
芽を出しているのに、早く取ってあげないと、大きく成長出来ない。
雨で、ぐっしょり濡れた寒冷紗を
よっこらしょ、と取り除く。

その間も師匠は、
「まだ終わらないのか?」
「早く終わりにしろ。」

と私を急かす。

というのも、
今日は雨で家にいるという、養蜂家を私に紹介してくれる、というのだ。

あまりに急かすものだから、
今日新たに持ってきた茄子の苗はそのまま畑に置いて、師匠の車に乗り込んだ。


紹介された養蜂家の方は
異色の経歴の持ち主で、機械系の仕事をされていたのに、蜂に魅了され
独学で養蜂家になった方だった。
訪ねた作業場は、ラジオやパソコンや
何やらわからない機械がズラッと並んでいる。

はちみつも自給自足出来たら楽しい、
と思っていた私、
興味津々、後日ミツバチの作業の様子を見学させてもらう事にした。

はちみつ自分で採れたら楽しいなぁ。

でも、蜂にアレルギーがある人はダメなのだそうだ。
私は蜂に刺された記憶はない。アレルギーがあるかどうかわからない。

「蜂に刺されたことないの?意外とお嬢様なんだなぁ。」

と師匠が言う。

「普通刺されないでしょ、笑」

でも、ちょっと楽しみ。


そして今日、
2日の日は、畑の様子を見にきただけだったので、
いろいろ作業しに、また畑に来ている。

今日の師匠は、

「梅採っていくか?それなら迎えに行くから」

それに対して、うれしいけど、

「草取りがまだ終わってないので、ゆっくり来てくださいね。」

と、伝える。

草刈だけじゃなく、柵も直したかったけど、3時過ぎにはやってきて、

「早く行くぞー」

とまた急かす。

草刈りは予定していたところは終わったので、野菜の様子を写真に撮って、
師匠の車に乗り込む。

茄子
ズッキーニ
万願寺とうがらし
かぼちゃ
ツルなしインゲン
トマト
きゅうり
イチゴ達も、ランナーを伸ばして増えている

私達が手入れをしている梅じゃなくて、
もっと大きい梅があるからと、車で案内された場所には、大きな立派な梅がなっているが、2日の雨で痛んでしまって、とても梅干しには出来そうもない。

それよりも、
オレンジ色に熟したびわがたくさんついたびわの木が隣にある。
大きくて立派なびわだ。

「梅はもう終わりだなぁ、じゃあ、びわをもいでいけ。」

と、たわわに実ったびわを採りはじめる師匠。

「わーい🙌びわ大好き、しかもおっきい」

採り放題、食べ放題。
あま〜い、美味しい。

「こんなにたくさん食べられないから、もういいです。」

と言ってるのに、次々に採っては袋に入れる。

うれしい〜。けどどうする、こんなにたくさん。

せっかちな師匠に振り回らせた畑の日。

師匠、いつもありがとう。

風で傷ついてるけど、甘〜い
カップ麺って、たまーに食べたくなる。
汗いっぱいかいたから、塩気がうれしい。

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