120 そしてワタシは変わった
「お疲れ様です!さくらさん!!」
ワタシ「お疲れ様で〜す」
今ワタシはとんでもなく忙しい
髪の毛も短く切った
伊織さんとえみなが居なくなったあの時に話は戻る
ワタシはV店の従業員全員集めて
「今日からオーナーをさせて頂きます。よろしくお願い致します。」
皆がザワザワする
店長が代わりに
「さくらさんには裏方兼オーナー
…それと伊織さんからのことづてを僕は聞いていたので実質的には誰か代表をやってほしい。」
皆動揺している
ワタシ「ゆっくり考えて決めて下さい
後、場所はミナミ。店舗は決めてあります。未収がある人は店長に報告よろしくお願い致します。」
では と言ってその場を出る
ワタシは忙しいのだ
次は懇意にしていた
伊織さんの友達のホストクラブの代表が
ワタシに*やりたい事*を紹介してくれるらしく行かなければならない
…………
あの日、龍星が病院に行ったら
もうえみなはダメだった…
ワタシは苦しかった
かおると一緒に1週間位は家を出なかった
龍星からの電話も親からの電話も取らなかった
生きているのかいないのか分からない状態で子育てをしていた
すると夜中
ワタシ「…??かおる?どしたん?」
かおるがひょこひょこ歩いている
そして伊織さんからの指輪を持ってきた
?!
霊感とかないけど…。
いつも感じている2つの気配
ワタシ「どうしたらいいん?!」
泣きそうになる
かおるが悲しそうに寄ってくる
ワタシはかおるを抱きしめて伊織さんからもらった指輪をはめてみた
恨んでる?よね
当たり前か……
ワタシはどうしたらいいのか分からないけど指輪をはめたままにした
……もうこのままではいけない
前に進まないと
そしてワタシは行動を開始した
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