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94このままでいいのか

ワタシは精神安定剤をたまに飲んで
いたが、この類の薬は凄いな…とずっと思っていた

飲んだら段々と気持ちが落ち着いてきて、動揺も隠せる

ワタシ「伊織さん?1度聞きたい事があって…」

伊織「どしたん?」

ワタシ「プレイヤー上がったら毎日
何をするのかなって…」

お父さんは変な顔をしている

父「何だ?櫻。何を聞きたい?」

ワタシは思い切って話す
ワタシ「また○○会に出入りするんかなって……」

父「駄目なのか?」

お父さんは薬の事を知らない
ワタシはまた○○会と、ミナトさんと関わってほしくなかった

龍星と浮気しているワタシが言うのもおかしいのだが……

伊織「大丈夫だよ。店関係以外関わらないようにする」

伊織さん……
伊織さんは今お父さんの前でまるで
あの事は無かったかのように普通に話してるけど

どういうつもりなん?

ワタシはお父さんに本当の事を言えなくて下を向く

お父さんは何かを考えているように見えた

父「伊織。櫻。もう行かなければならない。何かあったら連絡をしてくれ」
伊織「はい!」
ワタシは黙っていた
……
お父さんはワタシを横目で見ながら
*櫻、また連絡する*
と言って家を出ていった

《お父さんにいずればれるんじゃないだろうか》

そうなったら伊織さんはこのまま呑気にいられない

でもワタシはばれたらばれた時だ
…と思い伊織さんには何も言わなかった

携帯が震えている

多分龍星だ
音は消してある

ワタシは顔がほころぶ

その時伊織さんが急に
伊織「さくらちゃん。今日は何処に居た?」
…と聞いてきた
ワタシはビクリとする
ワタシ「お仕事久しぶりに頑張ってました…」

伊織「…さくらちゃんはえみなと何処に居たか聞いてこないんだね」
ワタシ「えっ…だって外で会うって…」

伊織「俺は心配で聞くから…さくらちゃんは俺の事もう嫌になった?」

ワタシ「え、なってませんよ…
ワタシ伊織さんの事信用しているから……」
伊織「たまにはヤキモチ妬いてぇや」
ワタシ「心の中では妬いてます!」

伊織さんは嬉しそうな顔になって
キスをしてきた
ワタシもそれに応じる

…………

びっくりした
ばれてるのかと思った
慎重にしないと……

伊織さんはワタシをそのまま押し倒す
やばい

ついさっきまでの龍星との痕跡がある

「シャワー浴びさせてください!」
と、無理やりにでもシャワーに走った
続く

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