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67ワタシの実家へ挨拶

《皆様が読みやすいように隠語みたいな言葉は使いません》

伊織さんはお家に帰ってきて
ワタシびっくり!!

髪の毛が黒くてリーゼント風だ
思わず笑ってしまった
伊織さんは膨れっ面をしている

ワタシ「あの…笑 ずっとワタシ思ってた事あるんですけど……
私の家族や周りの方はそんなイメージですか…
伊織「さくらちゃん、普通やんって言うか逆やん?」
ワタシ「うん。だから、テレビの見すぎです。ワタシは普通に仕事もするし親は頼りませんよ」

ただ、皆が勘違いするから皆には教えないようにしています。と言った。
伊織さんは大変やな〜さくらちゃんも。
と、言いながらワタシの服を選び出す
ワタシの洋服選びは毎回伊織さんが選ぶ
伊織「今日のさくらちゃんはこれっ」
清楚系ワンピースだった
ワタシは髪の毛をストレートアイロンかけながら*お父さんからもらったやつだ!伊織さん凄っ*
と、思った

さあ出発
ワタシは人生の中でここまで緊張するのは初めてかもしれない

伊織さんも緊張してる

電車で向かって実家に着く
お母さん「櫻?あらっ!まあ」
伊織「初めまして!櫻さんとお付き合いさせてもらってます○×伊織です!」
お母さんは嬉しそうだ

お母さんは面食いなのだ

お母さん「櫻?久しぶりなんやからゆっくりしなさい?あなた?」

ワタシは緊張MAXだった

お父さんが来い来いと呼ぶ

伊織「初めまして!俺……
お父さん「聞いたよ。男前だな」
お父さん「水商売か?」
伊織さんは当てられたという感じで
答えに詰まっている
伊織「はい……。もうプレイヤーは上がらせてもらいましたが……
オーナーやらせてもらってます……」
お父さん「…ケツモチはどこだ」
伊織「○○会です」
お父さん「あー。ちょっと待っていてくれ。挨拶をしに行く」
伊織「いやっ上の人は知ってるか分からないので」
お父さん「それは無い。待っていてくれ」
お父さんは電話をしに行く
ワタシ「伊織さん?大丈夫?」
伊織「いや…大丈夫じゃない笑」

その時、お母さんがやってきて
お母さん「そんな萎縮しなくて大丈夫よ?笑
本当にかっこいいわね〜子供は男の子が欲しいわ」

ワタシ「もうっお母さん!恥ずかしいからやめて!」
伊織さんは苦笑いをしている

珍しく相当緊張してはる……

どこのカップルも挨拶に行く時はこんなんなんかな……

ワタシは伊織さんの背中をさする
その時
お父さんが戻ってきた
お父さん「伊織!明日大阪行くぞ!」
ワタシ「えっ?何で?」
お父さん「お前は要らない。伊織だけ連れてく」
伊織さんは不思議な顔をしていた
伊織「お父さん!それはっ僕は認められたという事でよろしいでしょうか?!」

お父さんはちょっと笑って
「明日な」
…と、言った。
ワタシは敵対してるとこじゃなくて良かった……と思った。

お母さんはウキウキで
「お風呂一緒に入りなさい?」
と言う。ワタシは恥ずかしい
何故実家で伊織さんと一緒にお風呂に入らなければならないのか…

伊織さんは「はい!」
って言ってるし
実家の夜が始まる
続く

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