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125ヤバい人間ワタシと○‪✕‬組の人③

とある日、ワタシはお店のお酒の種類を探そうと1人考えていた

すると……
プルルルプルルル

みや「さくらさん!すみません!
ちょっと代表と話がしたいんですが」

ワタシ「レイ君ならまだ寝てんちゃう?繋がらないんやろ?
っていうかどうしたの?言って。」

みや「道頓堀でキャッチしてたら
多分あっち系やと思うんですが……
何か店の名前聞いてきて怒ってて」

ワタシはすぐにピンときた

ワタシ「その人に上の者が話をすると言ってくれるかな?」

とうとう来たか

*その人はミナミの青山という喫茶店で会おう。という事らしかった*

皆が止めたがワタシ一人で向かった

喫茶店前で待つ

輩ちっくに歩いてくる男性

申し訳ないが○‪✕‬組の下っ端という印象だった

【○‪✕‬組はミナミでは大変強い組織だ】

ワタシに気付いていない為ワタシから声をかける

えっ!女の子!?
とびっくりされた
名前は堂本と言った

ワタシはニコニコして喫茶店に入る

堂本「姉ちゃん何飲む?」
ワタシ「さくら です」

堂本は言い直してまたドリンクを聞いてくる
ワタシは*水で*と言った

ワタシは初対面のあまり良くない人間の前では水しか飲まない

お父さんにキツく言われていた
*ドリンクに何が入れられるか分からないからだ*
~~~~~

堂本は話があまりできない印象だった
すぐに何かあれば自分の上の人であろう人に電話をする
その上の人とやらも「そういう事だから」
とかしか言わない

ワタシはどういう事だよ笑と思いながらものらりくらりと違う話を堂本にした

堂本「あ!あの事件知ってるんや!
ホストが生意気やから道頓堀から投げたった笑」
ワタシ「あれはたまたま見てて怖かったですよぉ」

本当は見ていない
ミナミに来る前にあらかた調べておいた話だ

堂本は話を戻す
「さくらさん?こういう世界の事は分かってそうやね」
ワタシ「いや全然」

堂本は笑う
「知らんのに度胸あんな〜笑あっ知らないから来れてんのかー」

ワタシはふふっと笑う

堂本はケツモチの話やみかじめ料の話をし出す

ワタシはうんうんと聞いている

ポロポロン
ワタシ「あっ電話だ〜ちょっと待ってて下さいね?」
この音はアラームだ

誰かに何かを話すふりをしてワタシは

「堂本さん?ワタシ急いで行かなくっちゃ。番号教えてくださ〜い」

堂本「さくらさん?俺忙しいんだよ」

ワタシ「ワタシも忙しい。だから番号教えてください?」

堂本は今日中に話をつけないといけないから必死だ

でもワタシは引かない

しょうがなく番号を交換してくれた


ワタシは昔からの風習であるこういうケツモチ的なのには反対だった

今、時代は変わってきている

いらないと感じたのだ

現代はつけている所とつけていない所も沢山ある

そこからワタシは堂本と毎日電話をした
《武勇伝》を沢山聞かされた

皆さん不思議に思っているだろうが
や○ざも人間だ

それとたまたま下っ端の人間だったから良かったのもある

ワタシは色恋を混ぜながら仲良くなっていった

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