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78 伊織さんとワタシと覚せい剤

伊織さんは毎日毎日外出する
元々外に出るのが好きやろうしワタシは何も言わなかった
が、
*籍は入れないのか?*
*式は挙げないのか?*

両方の親から連絡がくる

今日は言わなくちゃ……

夜中になると帰ってくる伊織さん

伊織「さくらちゃん!ただいま!」
ワタシ「お帰りなさい。ご飯は?」

伊織「ごめん!食べてきた」
……
また捨てなくちゃ。
ワタシは食べないのは分かっていたけど毎日毎日ご飯を作っていた
伊織さんはワタシの顔を撫でる
伊織「寂しい思いさせてごめんな?」

その時、たまたまワタシの電話が鳴る
ワタシはお母さんかな?って思い
電話を取りにいこうとしたら
伊織さんに素早くワタシの携帯を取られる
伊織「ミナミ…だって。誰?」

!ミナミさん?!
ワタシは電話を伊織さんから取ろうとする
伊織さんは渡さない
ワタシ「えっ?何で?伊織さん!先輩だよ?」

伊織「携帯解約しようか」

はっ?
何で?
伊織「俺が新しく携帯買ってあげるよ。俺とだけ繋がればいい」
ワタシ「…お母さんとかもかかってくるのに…っていうか毎日毎日お家に居てワタシ辛い。
籍も入れないしデートもしてくれないやん…」
ワタシは溜まったモノを吐き出すかのように伊織さんに思いをぶつける

伊織「……ごめんな?だけどさくらちゃんの事まだ信じられない
男と連絡とってるんじゃないかとか
不安で不安で仕方ない」
ワタシ「それは伊織さんだよ!本当はお客様と会ってるんじゃないかとか。クスリとか」
、と言ってしまいワタシは口に手をあてる
伊織「……さくらちゃん?何言ってるん?俺は大丈夫だよ。さくらちゃんしか見てないよ」

はぐらかされた
伊織さんはワタシの腰を触る
伊織「早く妊娠しないかな。俺とさくらちゃんの子供」
伊織さんはカラダを求めてくる
ワタシは質問の答えを言ってもらえずモヤモヤしていた為拒否した
伊織さんはワタシの手を力強く握る

怖い……
伊織さんは「さくらちゃん。誰かとやったんやろ」
ワタシ「えっ?そんな訳……」
伊織「龍星と会ってるんやろ?
調べるから。脱いで」

伊織さんは元々束縛は激しい方だったが最近もっと酷くなった気がする
特に龍星とかの話をし出す

ワタシは脱がなかった
伊織さんに質問の答えを嘘でもいいから言って欲しかった

伊織さんは壁を殴る

ビクッ

伊織「脱いで」
ワタシはこんな伊織さんが初めてで
怖くて言う通りにする

ワタシは裸になった
伊織さんは上から下までワタシのカラダを撫で回す
*怖いよ……!*
足を広げろと言われ言う通りにする

その時下にナニカを塗られた
??
時間が経つにつれだんだんとカラダが熱くなる

もしかして……!

伊織さんはワタシの顔を見て
「俺にだけ求めて?俺にだけ感じて?」

ワタシは誰とも浮気なんかしてないのに……

熱い。カラダが熱い。
ワタシ「伊織さん……お願い。触って下さい……」

いつもと違ってカラダだけが反応して。したくてしたくてたまらない

伊織さんはとても嬉しそうだ
ワタシはどうなってしまうのか

伊織「さくらちゃんにお願いされちゃった♪ イイよ。今日はずーっと一緒にいるからね?」
続く

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