40ホストの裏側②
ワタシは当時、とてもお酒が強かった
酔っ払うと明るくなり(初対面の人だろうが)
喋る喋る。そして、酔っ払い時間が長い
《これはBARでもそうである。
次の日には知らない女の子から連絡がよく来ていた》
ワタシ「伊織さん飲める派?」
最初に誰かと飲む時は絶対これを聞いてる
飲めない男の人だった場合、ワタシはアルコール度数の低いものを頼む
伊織「さくらちゃんには負けないと思うけど?笑」
ワタシ「うふふっ了解で〜す♪」
2人で楽しく飲もうとしたらヘルプでダレかは来る
れん「初めまして。さくらさん。よろしくお願いします!」
れん君はいわゆる男前と言われる部類だ
伊織さんの卓では内緒話や他の人が知ってはいけない話も聞ける
れん「今日りな来ないんですよ〜。俺が客と歩いている時はち合わせて…」
伊織「電話貸して」
伊織「あっりなちゃん?な〜にびっくりしてんの
れんが泣いてるっ早く来て慰めてやって〜」
ワタシ「……」
ここの店は *店グル*が多かった。
多分どこでもやろうけど…伊織さんが言うと絶大だ
すぐにりなは来て30分後にはシャンパンが降りていた
ワタシ「いつもこんな感じ〜?」
伊織「従業員は助けてあげるよ。勿論」
そんな事よりと、お酒対決が始まる
2人とも酔っ払いだ
伊織さんは「お家帰ろう?あっお腹空いてない?」
まだまだお店は営業時間内
伊織さんはいつ帰ってもいいのだ
ワタシは嫌だと言う
まだここに居たかった
段々と酔っ払ってくる従業員達
かわるがわるヘルプにほとんど着いてくれた
ワタシは伊織さんの妹設定だからだ
お客様達は圧倒的に風俗嬢が多い
水商売の女の子風にしているが何か違う
《割愛していたがワタシは祇園で働いていたからだ》
お客様のストーカーに一時期悩まされて辞めてしまった。時間があれば書こうと思う
〜〜〜〜〜
だいぶ割愛しています。ごめんなさい。
書き出すと裏側④くらいまでいきそうだ
そして営業終わりのミーティング
伊織さんは何も言わない
店長が何かあかん事とかを言っている
シャンパンコールのアレはマズイとか
もっとあの席はボトル卸せたやろとか
色々話していた
店長は伊織さんの信頼を持っている
売り上げ金はその店長が最後に計算して後から伊織さんに渡すようになっていた
伊織「さくらちゃんご飯食べ行こ♪んで、お家帰ろ♪」
ワタシ「眠たい…ここで寝ていい?」
伊織さんがお姫様抱っこをしようとした時
*イッテ〜!お前家に居ろって言ったやろ?*
髪の毛ふわふわの女の子がレイ君を刺した
普通に
手からは血が流れている
そのミクと呼ばれた女の子もリスカして血を流している
伊織「誰か手当して!ミクちゃん?ちょっとこっちおいで」
ミクは泣いている
ワタシは酔いが覚めてしまった
ミク「レイが悪いんやもん、私悪くない」
この手の事は当たり前の光景だった
何度伊織さんは急に店に行かなきゃならなかった事か。
伊織さんのお客様達の方がえげつなかったが…
伊織さんは本営をする
いわゆる【擬似彼女】だ。本カノと皆を思わせるやり方。
ミクは泣く
ワタシは「レイ君、さっきヘルプついた時ミクちゃん?の話をしてたよ?髪型で分かったんやけど
…どうしたん?」
伊織さんはびっくりしている
ミク「ワタシのハナシ…?」
ワタシ「そうだよね?伊織さん。本カノやけど相手がホストさんやと辛いね……」
ワタシはありもしない事をまるで本当かのように言う
やばいやっぱり長くなった 続く
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