こじらせ男VSこじらせ女
久々のアポで、過去イチハラワタ煮えくり返る出来事が起きた。
会ったのは42歳コンサル勤務の男性。
一刻も早く結婚したいから、自分の理想を明確にして、期限を決めて、理想に合う女性と出会うためにマッチングアプリや婚活パーティなどで活動していると言う。
なかなか素敵な男性である。
というのが、第一印象。
最近出会う男性は、結婚観はおろか、恋愛観、好きなタイプなど、踏み込んだ話を中々しない。
私だってそう言う話がしたい。
見た目はタイプではなかったけど、少し興味を持ったので聞いてみた。
理想の結婚生活は
自分は十分稼げるので、奥さんに家にいて欲しい。
働きたいなら仕事を続けてもいいけど、できればフルタイムでガンガンやるより、家庭優先にしてほしい。子供は絶対欲しいので、子供要らないという人はNGとのこと。
話がこじれだしたのはここからだ。
「さくらさんは、どんな結婚生活がいいとか、どういう相手がいいとかありますか?」
私の究極の理想を言えば、
仕事をやめて家でのんびり家事をしたい。その傍ら、ブログ書いたりKindle出版したりして、お小遣い程度の収入があればいい。
でも相手によって働いた方がいいなら、もう少し今の仕事を続けてもいいかなぁ…と、理想の結婚生活を語った。すると…
「子供は欲しいですか?」
子供の希望について確認された。
子供はどちらかというと欲しいけど…絶対欲しいから今すぐ結婚したいみたいのはない。好きな人と結婚できたら、その人との子供が欲しいと思うと答えた。
目の前の初対面の男に子供欲しいか聞かれると、つい「あなたとの子供は今のところ欲しくないです」という気持ちが言葉に出てしまう。
「じゃあ結婚相手というよりは、好きな人を探してる感じですか?」
なぜそうなるのか。ちゃんと好きになれて、結婚に繋がる人を探しているのに。
「そういう曖昧な探し方だと、だらだら婚活を続ける事になると思いますよ。理想を明確にして、期限を決めて動かないと、ずっと結婚できませんよ。」
お前がいうな😇である。
身長がどうとか、年収がどうとか、生活費の負担がどうとか、"条件"をあげるだけならいくらでもできる。
そういうやり方もした。
でも、条件に合った人でも好きになれるとは限らない。
私にとっては条件よりも、居心地の良さとか、安心感とか、そういうのを感じられる人と一緒に人生を歩みたいし、結婚はあくまでもそのための手段である。
色々な葛藤の末、やっと導き出した答えなのに、何も聞かずに「そんなやり方では結婚できない」とか、結婚してない人に言われたくない。
そんなに条件がはっきり決まっているなら、結婚相談所で探した方が早いんじゃないですか?と言ったら、彼は言った。
「相談所だと同じくらいの年齢の方ばかり紹介されるんですよね。女性は35歳過ぎると不妊治療が必要になってくることが多いので、なるべく若い女性がいいですし。それで相談所は辞めました。」
女性は35歳過ぎると妊娠率が低下するという周知の事実を、目の前の女性(35)に言う必要ある?
まるで35歳を過ぎた女は欠陥品みたいに……。
あまりにもムカついたので、そこまで言うなら自分はブライダルチェックをしているのか聞いてみた。
「え?いや、してないです。男性の方が女性より年齢的なハンデはないので……」
目の前にいる女性に対して、どれだけ失礼なことを言っているのか気付いてないのがまた酷い。
もう帰ろうかなと思ったけど、こんなに酷い男性に出会ったのは初めてなので、もう少し話を聞いてみる事にした。
「3回会えたら付き合えると思うんですけど、それが中々難しいですよね。1回目会って、次もまた行こうって話しても、LINEするとブロックされたり、返事が返ってこなかったり……嫌ならはっきり言ってくれればいいのに。」
返信がないのが答えですから。
気を遣って当たり障りないお断りのLINEを作る手間も惜しいという意味です。
他にも色々話して思ったのは、自分の中の"これが正しい!"が確立されていて、その他の選択肢を批判するタイプ
私に対する婚活のダメ出しもそうだし、Twitter婚活や婚活のbarも
「あんなの、サークルみたいなノリで一時的に楽しむだけで、結婚には繋がらないですよ」
って。
繋がらないんじゃないです、あなたが繋げられないんですって思ったけど、めんどくさいからだまっておいた。
本人は、お店の予約したり、ご馳走したり、スマートに女性をエスコートできてると思ってたみたいだったけど、余計なことを言って、相手を傷付けて不快にしていることに気が付いてないようだった。
そりゃLINE返さんわ。
この男性と出会って学んだのは、自分は選ぶ側の立場で相手を見ていると、足元を救われるなということ。
35歳以下の若い女性がいいと思っても、理想の相手からは選ばれないから相談所で紹介がなかったわけで……
アプリや婚活パーティで知り合ってごはんに行っても、選ばれないから次に繋がらないわけで……
自分の婚活市場における価値をきちんと理解して、選ばれる努力をすることは大事だと思った。
本日の教訓:人の振り見て我が振り直せ
ありがとう。
さようなら。
さくら🌸
この記事が参加している募集
よろしければサポート頂けると喜びます♡頂いた分は活動費にさせていただきます。