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【ノクチル】シャニP担当P視点で振り返るファン感謝祭 ~ ノクチル編 ~ 【シャニマス】

はじめに

    本記事はシャニマスのプロデュースモードの一つである感謝祭編、そのノクチルのシナリオをシャニPを中心に振り返っていきます。

    シャニPに興味のある方や、ノクチル感謝祭編について軽く知っておきたい人の参考になればと思います。

    また、ノクチル4人のアイドル個別の感謝祭コミュについても触れます。

    ネタバレ全開なのでその点に注意してください。

《あらすじ》

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小糸「こ、これかも、透ちゃんと円香ちゃんと 雛菜ちゃんと、み、みなさんと一緒に……」(ノクチル感謝祭本番後(MVP)より)

    ファン感謝祭への参加を告げられたノクチル。それに合わせ、レッスンや感謝祭演出の考案などの課題に挑む。バラバラで主体性のない様に見える4人。しかし、おぼろげながらも自分がファンへ何を届けたいかを考え、それを共有していく。そして小糸は4人を代表してファンへの感謝の手紙を読む演出を提案。ノクチルはファン感謝祭を通して「見られている」ことを改めて認識した。


《 ユニット全体の感想 》

    問題児集団のノクチル感謝祭ですが、その割にはシャニPが登場しない場面が多い。他のユニットの感謝祭コミュと比較して、直接的にシャニPがユニットメンバーと関わらなかったコミュだったかなと思いました。それゆえにシャニP担当としての見どころもやや限定的。もちろんだからといってそれによって物語としての面白さの全てが左右されるわけではありませんが。

《 ユニット全体の振り返り 》

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P「せっかく集まってもらったのに 遅れて申し訳ない……!」(ノクチル感謝祭導入コミュ(ユニット)『4ピーエム・スナック』より)

    ファン感謝祭の説明のためにノクチルの4人を招集するも、何らかの原因で遅刻するシャニP。出先で何かあったのでしょうか。……物語の導入のテンプレというだけで、この描写に特に深い意味はない可能性も大いにあると思います。

    また、ノクチルで遅刻といえばノクチルのイベコミュ『海へ出るつもりじゃなかったし』があります。そこではこのコミュとは逆に、シャニPが透と円香が補講で遅刻することを事前に連絡しなかったことを咎めた話がありましたね。

    なお、透感謝祭個別コミュ冒頭でも遅刻しそうになっているシャニPが見られる。そういえば、円香の朝コミュ7でも、時計が止まっていたことに気付かなかったシャニPが遅刻しそうになっていましたね。

    そう考えるとノクチルの対応をしているシャニPはやたらと遅刻しがちな描写が多い気がしますね。彼女たちのサポートに気が回りすぎて、自分の仕事に意識が回っていないのだろうか。そもそも25人のプロデュースを一人の人間に任せているというのが土台無理がある話だが。

    まぁたまたま描写が偏っただけでしょう。もしかしたら、彼のうっかり屋な面が表れているとも言えるかもしれない。

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P「俺も、頑張って サポートしないとな……」(ノクチル感謝祭共通コミュ1『未達』より)

    ファン感謝祭の性質上、アイドル自身が主体的にステージを作り上げる必要があるのですが、積極的に感謝祭を盛り上げようとしている他のユニットに対して、あくまで受け身な動きが多いノクチル。その分シャニPがサポートしなければならない領域が広くなっているしまうと予想される。

    そのためか、このセリフからはどこかノクチルの様子にやや不安げなシャニPの様子が見られる。まぁさもありなん、と言ったところ。

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「……心配なさそうだ」(ノクチル感謝祭共通コミュ4『未完』より)

    思いのほかちゃんと準備が進んでシャニPも一安心だろう。心配していた割にはキレイにまとまってくれて、シャニPも大きく手を出さずに済んだ様子。

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P「出る前に、なんかこう…… 掛け声とかさ……!」(ノクチル感謝祭本番前(ユニット)より)

    ちょっとしたことだが一体感とか本番前の切り替えなんかを大切にする人は気にするところかもしれません。他のユニットはしていただけにシャニPとしては違和感があったのでしょうか。常に一緒が当たり前な幼馴染み集団ノクチルには、いらぬお節介だったかもしれませんが。


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《 浅倉透 : 感謝祭個別コミュの感想 》

    ノクチル感謝祭コミュ冒頭でも見られた、遅刻をテーマに話が展開する。個別冒頭とEndコミュでそれぞれ逆転したような立場での遅刻の様子が見られる。二人が追うものでもあり追われるものでもあるというのは『【まわるものについて】浅倉透』のテーマに近いものを感じる。

    それに関連して、冒頭コミュとEndコミュでは横断歩道用の信号機が背景となっています。これはそういった、逆転した立場、追うものと追われるものの切り替え、などを表現していると筆者は考えています。皆さんはどう思われますか?

    シャニPの動きは透と接する時の彼らしく、エネルギッシュなものが多かった印象。とにかく走る。そういえば、GRADでも透と走ってましたね。

《 浅倉透 : 感謝祭個別コミュの振り返り 》

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P「か、会議でさ......! もう遅刻ぎりぎりなんだけど……また後でな!」(透感謝祭導入コミュ(個別)『遅刻』より)

    ノクチル感謝祭コミュ冒頭でも遅刻していたシャニP。タイトル通り、このコミュでも遅刻しそうになっている。また事務所の時計でも壊れていたのだろうか。

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透「速いから……! 意外に……」(透感謝祭導入コミュ(個別)『遅刻』より)

    会議に間に合うために走って移動するシャニP。なぜかそれに追いつこうと走る透。普段からトレーニングしている透でも「意外と速い」と零す程度にはシャニPも運動できるみたいですね。夏葉の朝コミュなど、ランニングなどのトレーニングをしている描写もあるので、シャニPもそれなりに体力がついているのかもしれない。

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P「――リハってさ、貴重な時間だから…… もう少し緊張感持ってやってくれたら嬉しいんだけどな?」(透感謝祭リハーサル前より)

    透の冗談に呆れ気味のシャニP。本人としてはイメトレの結果を言葉にしただけみたいですが。シャニPの透語の翻訳失敗場面とも言えるかもしない。

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P「――おーい、待った待った! もうちょっと感想くれ」(透感謝祭リハーサル後より)

    リハ前に意思疎通が上手くできなかったからか、透の様子を気にしているシャニP。透の自然体な様子に影響されてかシャニPの口調もやや砕けたような感覚。

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P「まだノクチルのこと応援してくれる人は 多くないかもしれないけど――――」「他のユニットのファンの人にもいいもの見てもらって、応援してくれる人、増やしていこうな」(透感謝祭リハーサル後より)

    ノクチルは感謝祭時点では、まだ他のユニットとはファンの数で水が開けられているようですね。シャニPとしてもその状態を良しとは言えないということで、この発言でしょうか。ただ、この時点で透自身にファンを増やしたいという思いがあるかどうかは……どうなんでしょう?

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P「いやいや...... まずおはよう、な?」(透感謝祭End(個別)『遅刻ならず』より)

    透に挨拶はちゃんとして欲しいと諭すシャニP。透としては身内判定でも、シャニPからしたら、悪い言い方をすればただの職場の部下ですので、この反応も致し方なし。

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P「なんでって、学校まで透を届けるよ 遅れないように!」(透感謝祭End(個別)『遅刻ならず』より)

    遅刻未遂の反省から、今回は時間に余裕を持たせている様子。冒頭コミュとは逆の立場で、一緒に走って透を学校に送っていくだけの元気もあるようですね。さすが健康優良日本男児といったところでしょうか。

    冒頭コミュと対になっている場面でもある。背景の信号機の動きも同様。


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《 樋口円香 : 感謝祭個別コミュの感想 》

    表面上は険悪な雰囲気すら感じられるシャニPと円香との関係。ですが、彼女に対応するシャニPの動きは比較的安定しているので、どこか安心して見ていられる。

    口先で何と言おうとも、キチンと自らの責務を果たしている分、円香はシャニPにとってビジネスパートナーとして楽に相手できるのかもしれません。

《 樋口円香 : 感謝祭個別コミュの振り返り 》

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P「今、そっちに向かっているところなんだけど、 焼き芋の軽トラを見つけてさ......」円香「『……この音、もしかして走ってます?』」P「ああ! ちょっと追いかけてる!」(円香感謝祭導入コミュ(個別)『無に送信』より)

    焼き芋の屋台を追いかけるシャニP。令和になっても焼き芋屋台へひた走る若者は健在。透のコミュでもそうですが、相変わらずよく走っている。

    焼き芋好きな女の子といえば、ドラえもんのしずかちゃんですね。多分その影響からか「女の子は焼き芋が好き」というコンテクストが筆者の中にはあります。もしかしたらシャニPも同じような意識があったのかもしれません。まぁ、焼き芋が嫌いって人がそもそも少ないのではないか、というツッコミがありますが。

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P「何かが形になって、 ようやく誰かに届くんだとしたら」「今日は届くよ、きっと」(円香感謝祭本番前(個別)より)

    このセリフから始まるコミュの一連の流れが小気味好い。シャニPからのエールとも言うべきセリフか。それを素直に受け取らない円香の距離の保ち方は相変わらず頑なですが、それでも攻めの姿勢を崩さないでいられるシャニPの立ち回りも見事。これは「距離感」という面倒くささで言えばさらに磨きがかかっている某先輩がいるからこそだろうか。……誰とは言いませんが。

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P「なるほど...... 受け取る理由があったら違うのか?」円香「……まあ、場合により」P「よし、わかった」円香「わかってないですよね」(円香感謝祭End(個別)『然るに受信』より)

    後日、ちゃんと焼き芋を差し入れたシャニP。素直に受け取らない円香と言葉尻を捕らえてなんとか送ろうとするシャニP、といういつもの構図。このコミュ最後の円香のセリフも、ファンからの声援を素直に受け取れない彼女の悪癖ともいうべき反射からでしょうか。

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P「SNSの感想とかもみんなにもみてもらえるように まとめているところなんだけど......ちょっとみるか?」(円香感謝祭End(個別)『然るに受信』より)

    そんな仕事もあるんですね。地味で面倒そうな仕事ではあるが、シャニPにとっては自分の仕事の成果を実感できる貴重な機会かもしれない。


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《 福丸小糸 : 感謝祭個別コミュの感想 》

    ノクチルの癒し枠である小糸の感謝祭コミュ、ということでそれに対応するシャニPもいつも通りに近い、安定感のある動き。ファンへの感謝という面で言えば、小糸の言動がわかりやすかったことも影響しているかもしれない。

《 福丸小糸 : 感謝祭個別コミュの振り返り 》

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小糸「は、はじめて貰いました...... ファンレター……!」(小糸感謝祭導入コミュ(個別)『きみの街の消印』より)

    アイドルとしては世間にウケている描写が少な目なノクチルですが、ちゃんとファンが付いてくれているみたいですね。シャニPとしても一安心でしょう。ノクチル感謝祭の冒頭コミュと繋がり、物語のキーになる部分でもあります。

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P「この先、小糸が抱えきれないくらいの ファンレターをもらって、全部持ち歩けなくなったとしても」「その気持ちは、ずっと持っていような」(小糸感謝祭本番前(個別)より)

    シャニPから小糸への期待の大きさがわかる。と共に、どこか悲しさを感じさせるセリフ。もしかしたらシャニPの経験の中で、このコミュで小糸が持っていることが示されたファンへの気持ち、これを失ってしまった人と関わっていた、あるいはそういった人を知っているのかもしれません。

    ともあれ、このシャニPの願いに、迷い無く当たり前だと答えられる小糸の強さが、シャニPにとってアイドルとして魅力的に映っているのでしょう。

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P「――よし、行くぞ! 小糸」(小糸感謝祭End(個別)『すみれ色の便箋』より)

    小糸の気持ちを汲み取り、郵便局へ急ぐシャニP。やっぱり控え目な子にはダダ甘なシャニP。


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《 市川雛菜 : 感謝祭個別コミュの感想 》

    シャニPのセリフが比較的少ないのでシャニP担当としての見どころは少な目。ただ、シャニPもWINGを経てある程度雛菜の志向への理解が深まってきた様子。大きな衝突もなく雛菜を導けている。終始雛菜がシャニPに対して強い積極性を見せ、シャニPが一歩引いて対応しているようにも見えるのが特徴かもしれない。もっといえば、この積極性が影響したことで、ノクチル感謝祭共通コミュ3の雛菜の言動に繋がったという見方もできるかもしれない。

《 市川雛菜 : 感謝祭個別コミュの振り返り 》

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雛菜「ツイスタに来たコメント返してる~」(雛菜感謝祭導入コミュ(個別)『Comment(xx)』より)

    アイドルのSNSは事務所が管理している場合もあるとは聞きますが、283プロは基本的にはアイドルに任せてるような描写が多い気がします。これもその一つ。283プロのアイドルは人間が出来ている子しかいないので問題ないでしょうが、流石に完全にノーチェックではないと思いたいところ。

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雛菜「この写真の今から食べにいこ~ プロデューサー!」(雛菜感謝祭End(個別)『Memo/Re:』より)

    雛菜の中の楽しいことの中に、プロデューサーと一緒にいることも含まれるということでしょう。このように雛菜が積極的にシャニPを引っ張っていくのが他の子と違うところでしょうか。


終わりに

    以上となります。他のユニットの感謝祭編振り返りも行っております。ぜひそちらもチェックしてみてください。ハブとなる記事はこちらです。読んでいただきありがとうございました。

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