2021.3.7 まだ、死ねない

大学卒業後、絶賛燃え尽き状態となり、やらねばならないこと、待ち構えるこれからのこと、全部に呆然として、壁にぶつかりどうしようもない気持ちに苛まれている。

そんな場合ではあるが全てをほっぽりだして実家へ帰ってきた。知らぬ。教授らからの連絡は止まらぬが、まあ明日まで待ってくれ。どうせ明日帰るから。


苦節、何かとあった学生生活。専門学校へ通い。海外へ留学に行き。分野とは全く持って異なる大学へ入り。今、卒業しようとしている。
そして、また再び大学院に入学、いや入院しようとしてる。
正直、自信がない。
何もかも辞めて帰ってきたい。
もう疲れた。
ようやくわかった。
勉強とは疲れるものなのだ。
答えがない。
それが何よりもきつい。
人生も同じ。
答えがない。
だから、きつい。

明日になればまた一人暮らしに戻るだろう。
久しぶりの実家の匂いは、老人の住む家だった。祖父母は、痛いほど優しい。口を開けば、「全部やめて帰っておいで」。辛い。それを振り切って帰ることが何よりも辛い。数年の努力は、これっぽっちの肩書きにもならない。なんの力も身に付かない。残るのは、教授の昇格のための駒だ。

唯一の救いは、最低限の目標はクリアしたということ。寧ろ、1番の目標を達成している。
だから、いつでも逃げれる。
現実はそんなに甘くない。
わかっている。

僕はまだ、死ねない。

2021.3.7

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