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弦をオブリガートに替えてみて

今日は3時間バイオリン練習してきました。

練習時間がぶっ続け3時間だと,途中休み休みやらないとちょっと厳しい。前にもお話したかもしれませんが,私は2時間半がちょうど良い感じです。2時間半だと充満率(?)100パーセント。2時間だと腹八分で80パーセント。3時間だと130パーセントって感じで,3時間はやりすぎてる感じがあります。

弦をオブリガートに替えてみて

先日弦を1年ぶりくらいに交換して,オブリガートにしました。
以前弟のバイオリン(ドイツ製,1970年代)を使用していた時にオブリガートにしていたことがあったので,オブリガートの音色は分かっているつもりでしたが,今回感じた印象は前回と全く異なるものでした。

前回がエヴァ・ピラッツィ・ゴールドだったため,それとの相対評価になってしまうところかもあるかもしれません。個人の感覚をお話しします。

① 音色が全然warmじゃない

一般的にオブリガートは,Violin String Reviewのサウンドチャートを見ても分かるようにあたたかみのある音色だと言われています。

けれど,私は断然エヴァ・ゴールドのほうがあたたかみを感じられました。オブリガートはもう少し冷たい,クリアな印象。オブリガートに替えてみたら,もさもさしていたトリルが,めちゃくちゃはっきりくっきり聞こえるようになった気がします。そして,まだ張り替えてからそれほど時間が経っていないせいかもしれませんが,若干,高音部がキンキンします。それに,全体的に金属音が気になります。

Violin String Reviewより拝借

② 弦が押さえやすい

エヴァ・ゴールドと比べたときに,どういうわけか,弦が押さえやすかったです。弦がエヴァ・ゴールドよりも細いのかな?そして,同じように張っているのに,なぜかオブリガートのほうが,指板からの距離(高さ)が低く感じられました。
指板からの距離が高いと上からぎゅっと押さえなきゃいけないですが,低いとハードルが少し低くなってストレスが減った気がします。
でも何度も言いますが,張り方は同じはずなので,本来弦の指板からの距離は変わらないはずなんですが・・・

③ すべらない

これはまだ袋から出してそれほど時間が経過してないからなのかもしれませんが,弦に滑り止めが塗られてるのかってくらい,弦が滑らない。これにより左手の指のパフォーマンスが変わってくる。ポジション移動したりして指を弦上で移動させようとしても,指がつっかかる。これは上がりすぎない・下がりすぎないという意味で,よくも悪くもある。まるでストッパーがあるような感じ。たくさん練習して手垢が付き始めたら,滑るようになるのかなあ。

④(エヴァ・ゴールドに比べて)響かない

エヴァ・ゴールドが響きすぎるんだとは思うのですが。やっぱり比べてしまうと,響きが減るかなあ。私はわんわんたくさん響くのが好きな(そちらのほうがうまくなったように錯覚できる)ので,ちょっと残念ポイント。響くけれど,エヴァ・ゴールドのように華麗美と言った感じではなく,しとやかな響きという感じ。

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弦を交換したことによって,単に「音色が変わる」以上のものがあることが分かりました。何気なく弦交換したけれど,ちょっと慣れてないと弾きにくい感じがしました。発表会,この弦でいくかどうか迷うなあ。。
まあ,時間が経過すると弦がなじんで音質も変わるというし,もう少し様子をみることとします。



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