「知ること」を知ることで世界が変わる話

今回の記事は一つの読み物としてお楽しみください。
今までみたいにまとめる気がないので、文章読解力がなければ少しむずかしいかも知れません。

我々ホモ・サピエンスはあらゆる知恵を得ることができます。
ホモ・サピエンスとは「知恵のある人」という意味。

つまり、あらゆる事柄を知るということができます。

知恵というのは偉大で、あらゆる知恵はあらゆる危険から我々の身を守ってくれます。

知識を得ることの最大のメリットは、自分の身を守ることができること。
対して最大のデメリットは、固定概念に縛られてしまうことです。

今まで私の経験で知識を得ることが悪と思ったことがありません。
しかし、その知識は用法用量を正しく守る必要があります。

我々人間という生き物は、小さなコミュニティーから育っていきますよね。

家族というコミュニティから、幼稚園や保育園、小学校、中学校、高校、大学、企業へと、更に大きなコミュニティへと向かって成長します。

勿論、eスポーツチームにおいても同じです。
最初はゲームを一緒にするだけの仲間だったのが、2軍チームができ、コーチ担当が加入したり、動画編集者や企画者が加入したり。
会社などの組織も同じことが言えます。

大手企業の子会社とかでない限り、始めから大きなコミュニティで開始するというのはありません。

さて、家族という小さなコミュニティに参加したとき、両親から際限ない「愛」をもらい、ストレスなくその生活を送ることができると思います。

これが一歩外のコミュニティに参加したらどうでしょうか。

小学校、中学校、高等学校。
今まで一緒のクラスメイトでも、価値観が合わない者は離れ、いつも一緒にいる人は価値観が合った人たちで構成されていましたよね。
そして、その同じ価値観を持つ人間が一緒に行動し、一緒の目標や目的に向かって切磋琢磨していきます。

社会人になると、助けてくれる人は居なくなって、自分で人生を切り開いていかなくなります。

小さいコミュニティのときには想像もつかなかったことの経験を経て、自分なりの道を進んでいく。

会社であれ、eスポーツチームであれ同じです。
最初は立ち上げメンバーで一緒の価値観を持ち、話し合って色々決め、切磋琢磨しながら組織やチームを大きくしていきます。
しかし、大きくなれば経営者や運営者の判断に一任される部分が多くなり、メンバーと話し合って決めますね。なんて言ってられない状況が多々出てくることでしょう。

経営者や運営者が独断で進路を決めるには今までの経験と知識が必要です。

つまり知識を得る方法（＝知ること）を知ることが重要になります。

今この記事を読んでいる人はどれだけの量を経験しようと行動しましたか。
どれだけの知識をどれだけの量を得ようと行動しましたか。

知識と経験を蓄積するということは以下のことを言います。

1.多くの人との出会いに積極的になること
2.偶然を偶然だと思わないこと
3.たくさんの本に出合うこと
4.尊敬できる人を探すこと
5.やったことがないことにチャレンジすること
6.行ったことがないところに行ってみること
7.多くの人の価値観に触れること
8.自分の嫌いな人ともつきあうこと
9.わからないことをそのままにしないこと
10.周りの人やモノ、環境に感謝すること

日本語を読める人であれば、この10項目を達成するためにはただ呆けていてはだめだということがわかると思います。

これらを習慣にすると、多くの経験値を得ることができるんです。
いきなり大きな目標を達成しろとかそういう次元の話をしているのではなくて、小さなことでも、自分の意識レベルで調整できるレベルで行う。
日常に「気づき」は転がっています。
この気づきにどれだけ気付けるかも、知識と経験の量によるでしょう。

そして、こういう話をすると自分一人で何でもできると思う人がいます。

断言しますけど、自分一人で成長はできません。

人でどれだけ勉強して知識を詰め込み、沢山行動して経験を積んだとしても、あなた一人だけで成長することはできません。

成長には必ず他人の刺激や教え、考え、価値観が必要です。
実際に、私のビジネス的考えは某外資系IT企業のマーケティング部で数字に追われ、部長から毎日きついお灸をすえられたからだと思っています。

勿論、当時の部長だけでなく、他の様々な方々に育てて頂いたからこそ、今の自分が居ますし、これからも老若男女関係なく、様々な人にお世話してもらって成長していきます。

私の座右の銘に「我以外皆我師」という言葉があります。

自分以外の人、モノは自分に何かを教えてくれる先生だという意味です。

勿論、だからといって100％成功するなんてことはありません。
しかし、100％に近づけることはできます。
その努力をどれだけしたかの数値が、あなたの「価値」を決めています。
正しくない努力をしていたり、そもそも努力しておらず、それが認められていないのであれば、その程度の価値でしかない人間ということになります。

周りにも感謝せず、愚痴や不満ばかりを口にしている人は、努力することからただ単に逃げている人に過ぎません。
この世の全ての人間に100％理解してもらうことなんてできませんし、全て自分の価値観が正しいなんてことはありえません。

あなたの愚痴や不満が正しいのは、あなたの脳みその中だけの話。
奥様たちの井戸端会議じゃないんですから、ビジネスにおいてそういう考えは好まれません。

知ることを知ることによって、知識を蓄え、経験を積み、様々な困難に立ち向かえ、危険から身を守れ、英断ができる代表さんが今後のeスポーツチームに沢山現れ、eスポーツ業界が大きく盛り上がることを切に願います。