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梅雨のメンタル不調に 「笑い」の健康効果

雨や曇りの日が少しずつ増えてきましたね。梅雨の時期は日照時間が減ることで、精神を安定させるホルモン・セロトニンの分泌量が減り、メンタルの不調につながりやすくなります。また自律神経の乱れも起こりやすくなります。

雨で外出も億劫、だるくてやる気が起きない…そんな時は、「笑い」を意識的に取り入れてみませんか?

笑うことが心身によいことは医学的に証明されつつあり、病気の予防や治療においても注目されるようになってきています。

ナチュラルキラー細胞を活性化

健康な人でも毎日発生するがん細胞や、体内に侵入するウイルスなどを退治するのがナチュラルキラー細胞(NK細胞)です。私たちが笑うと、免疫のコントロール機能をつかさどる間脳に興奮が伝わり、NK細胞が活性化します。

脳の働きが活性化

新しいことを学習するときに働く脳の海馬は、笑うと活性化され、記憶力がアップする。笑いによって脳波のアルファ波が増えて脳がリラックスするほか、意志や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液量が増加し、脳の働きが活発になります。

血行促進

思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態です。酸素がたくさん取り込まれ、血行がよくなり新陳代謝も活発に。

自律神経が整う

笑うと交感神経が優位になり、その後、急激に副交感神経が優位になることで、ストレスホルモンの分泌が減少します。安らぎや安心感を感じやすくなり、自律神経の働きも整っていきます。

幸福感と鎮痛作用

笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、“ランナーズハイ”の要因ともいわれ、モルヒネの数倍の鎮静作用があるともいわれていて、痛みを軽減します。 

笑いをあえて意識しよう

①家族や友人と笑顔で挨拶してみたり、楽しくしゃべってみる
②一人でいるとき、とくに楽しくなくても口角をあげて作り笑いをしてみる
③コントやコメディー、おもしろ動画などを見て笑ってみる
※作り笑いだとしても、笑いの効果は期待できるといわれています。