本日の一曲 vol.364 ア・トライブ・コールド・クエスト ヴァーシズ・フロム・ジ・アブストラクト (A Tribe Called Quest: Verses From The Abstract, 1991)

ア・トライブ・コールド・クエストは、1985年にニューヨークで結成されたヒップホップグループで、ラッパーでメインプロデューサーのQティップ（Q Tip）さんを中心に活動し、1990年にデビュー・アルバム「ヒップホッパーズ Q軍団の大冒険（People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm）」をリリースし、1991年にセカンド・アルバム「ロウ・エンド・セオリ～理論をブチ壊せ！（The Low End Theory）」をリリースしました。

本日ご紹介する曲は、このセカンド・アルバムに収録された曲です。彼らの音楽は「ジャズ・ラップ（Jazz Rap）」などと呼ばれていて、この曲には、ジャズのベーシストとして有名なロン・カーター（Ron Carter）さんが参加しています。ただし、ロン・カーターさんは「冒涜的な言葉を避ける（he group avoid profanity）」という条件をつけたそうです。

この曲のリードラップはQティップさんであり、大意は、ご自身の人生観や音楽に対する情熱を語っているという内容です。そのサウンドは、ドラムとベース中心の極めてシンプルな構成になっています。また、ヴィニア・モヒカ（Vinia Mojica）さんがコーラスで華を添えています。

このアルバムは先日発表されたアップル・ミュージックの100ベスト・アルバムの1枚に選出されています。

The Low End Theory

noteでは、「"いちこ" 音楽解説」さんがいくつかの曲の和訳をされています。

(by R)