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本日の一曲

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さくらMusic officeでは、新企画「本日の一曲」をスタートしました! この「本日の一曲」では、ジャンルにこだわらず、時にはアーティストや時代背景にも触れながら、誰もが知…
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#本日の一曲

本日の一曲 vol.393 スザンナ・アンド・ザ・マジカル・オーケストラ ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート (Susanna And The Magical Orchestra: Love Will Tear Us Apart, 2006)

スザンナ・アンド・ザ・マジカル・オーケストラは、ノルウェーのシンガーであるスザンナ・ワルムロッド(Susanna Wallumrød, 1979年6月23日生)さんと、同じくノルウェーのジャズピアニストであるモーテン・クヴェニルド(Morten Qvenild, 1978年8月31日生)さんのデュオです。 Wikipediaによると、スザンナさんは、インディーポップ、ジャズにジャンル分けされていますが、アーティスティックな活動をしています。2013年には、元レッド・ツェッペ

本日の一曲 vol.392 マーラー 大地の歌 (Gustav Mahler: Das Lied von der Erde, 1908)

グスタフ・マーラーさんは、1860年7月7日にボヘミアのイーグラウ近郊のカリシュト村(現在のチェコのカリシュチェ)で生まれ、1911年5月18日にウィーンにて50歳で亡くなってしまった作曲家です。 マーラーさんは、歌手以外のソリストにとっては、ソリスト用の曲がほとんどないため、あまり馴染みのない作曲家かもしれませんが、クラシック音楽の愛好家の間ではとても人気のある作曲家です。 マーラーさんの曲はあまり知らないという人が初めにマーラーさんのどの音楽を聴いたらよいのか、いくつ

本日の一曲 vol.391 クリスティーナ・アギレラ ジニー・イン・ア・ボトル (Christina Aguilera: Genie In A Bottle, 1999)

クリスティーナ・アギレラさんは、1980年12月18日にアメリカ・ニューヨークで生まれたシンガーです。 1993年~1994年に日本では放映されていない「ニューミッキーマウスクラブ」の子役として出演し、同番組のジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)さんのイン・シンク('N Sync)、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)さんに続く3番めの卒業生でした。 クリスティーナ・アギレラさんは1998年にディズニーのアニメ映画「ムーラ

本日の一曲 vol.390 ジョニ・ミッチェル ゴッド・マスト・ビー・ア・ブーギ・マン (Joni Mitchell: God Must Be A Boogie Man, 1979)

チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)に捧げられた1979年リリースの「ミンガス(Mungus)」の1曲目(正確に言うと、チャールズ・ミンガスさん自身が歌に加わっているお誕生会での「ハッピー・バースデイ」が1曲目)の「ゴッド・マスト・ビー・ア・ブーギ・マン」です。ジョニ・ミッチェルさんの歌とアコースティック・ギター、ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)さんのベースの2人の演奏です。 チャールズ・ミンガスさんは、1922年4月22日にアメリカ・ア

本日の一曲 vol.389 キャメル 醜い画家ラヤダー (Camel: Rhayader, 1975)

キャメルは、「本日の一曲」では、「アイス」で紹介したことがありました。 今回ご紹介するのは、1975年にリリースされたキャメルの3作目のアルバム「白雁(スノーグース)」に収録された曲です。このアルバムは、ポール・ギャリコ(Paul Gallico)さんの小説「スノーグース」をもとにしたアルバムです。 英語版Wikipediaによるサマリーでは、「戦争の恐怖を背景に、友情と愛の再生力を描いた簡潔な寓話である。障害のためエセックスの湿地帯にある放棄された灯台で孤独な生活を送っ

本日の一曲 vol.388 エレファント カシマシ 晩秋の一夜 (1990)

もうすぐ秋ですね。 本日ご紹介するエレファントカシマシの「晩秋の一夜」は、1990年9月1日にエピック・レコードからリリースされた「生活」のラストを飾る10分に及ぶ曲です。 エレファントカシマシは、フロントマンの宮本浩次(1966年6月12日生)さんが中学校の同級生だった石森敏行(1967年3月18日生)さんと冨永義之(1966年4月14日生)さん、冨永さんが高校の同級生だった髙緑成治(1966年4月15日生)さんとの4人のバンドです。1966年の干支は丙午(ひのえうま)

本日の一曲 vol.387 レスピーギ シバの女王ベルキス (Ottorino Respighi: Belkis, Regina di Saba, 1931)

オットリーノ・レスピーギさんの曲については、以前「本日の一曲」で「ローマの祭り」を紹介したことがありました。 レスピーギさんは、1879年7月9日、イタリア・ボローニャで生まれ、1936年4月18日にローマにて56歳でお亡くなりになりましたが、本日ご紹介する曲は、晩年の1930~1931年に作曲された最後のバレエ音楽「シバの女王ベルキス」です。 シバの女王ベルキスは、旧約聖書に初めて登場する人物であり、イスラエル王のソロモンを訪れ、ソロモンを試すために難しい質問攻めをしま

本日の一曲 vol.386 ジミー・クリフ 遥かなる河 (Jimmy Cliff: Many Rivers To Cross, 1969)

ジミー・クリフさんは、1944年7月30日にジャマイカ・セント・ジェームスで生まれたジャマイカ・レゲエ界のビッグ・ネームです。 本日ご紹介する「遥かなる河」は、ご存じない方が一聴するだけで「いい曲だな」と思えるような奇蹟のような曲です。 ジミー・クリフさんは、1972年公開のジャマイカの映画「ハーダー・ゼイ・カム(The Harder They Come)」に主演しており、この映画でも「遥かなる河」がサウンドトラックとして使われていました。 「ハーダー・ゼイ・カム」のタ

本日の一曲 vol.385 ホース・ジャンパー・オブ・ラヴ ディザスター・トリック (Horse Jumper Of Love: Disaster Trick, 2024)

ホース・ジャンパー・オブ・ラブは、アメリカ・マサチューセッツ・ボストン出身、2016年にセルフタイトルのデビューアルバムをリリースしたスロウコアのバンドです。スロウコアとは、Wikipediaをご覧ください。グランジへのアンチという立ち位置の音楽です。 このバンドが、今年リリースしたアルバムが「Disaster Trick」で所属しているレーベル「Run For Cover Records」からYouTubeではアルバム全曲のストリーミングということで動画が公開されています

本日の一曲 vol.384 サテライト・ラヴァーズ クロスタウン・トラフィック (Satellite Lovers: Crosstown Traffic, 1994)

サテライト・ラヴァーズは、1994年にファースト・アルバム「MUSIC」をリリースした日本のグループで、メンバーは、ボーカルの池内美加さん、ギターの鈴木洋之さん、ベースの中野豊さんの3人です。 いわゆる「渋谷系」と言われていますが、このファースト・アルバムには、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)の「エレクトリック・レディランド(Electric Ladyland)」に収録された「クロスタウン・トラフィック」がカバ

本日の一曲 vol.383 サカナクション ショック! (2022)

サカナクションは、北海道出身のバンドで、メンバーは、ボーカルの山口一郎さん、ギターの岩寺基晴さん、ベースの草刈愛美さん、キーボードの岡崎英美さん、ドラムの江島啓一さんです。デビューアルバムは、2007年リリースの「GO TO THE FUTURE」です。 本日ご紹介するのはコロナ時代に制作されたとても楽しくてファンキーな「ショック!」です。正統派ファンクの曲になっています。右側のイエローのジャケットの人は嶋田久作さんですね! 嶋田久作さんはタイムスリップ(TIME SLI

本日の一曲 vol.382 PIZZICATO FIVE 東京は夜の7時 (1993)

PIZZICATO FIVE(ピチカート・ファイヴ)は、1984年から2001年まで活動した小西康陽さんのプロジェクトで、初代ボーカルは佐々木麻美子さん、2代目ボーカルはORIGINAL LOVEの田島貴男さん、3代目ボーカルは野宮真貴さんで、本日ご紹介する「東京は夜の七時」は3代目のボーカルのものです。 この曲は、フジテレビの「ウゴウゴルーガ2号」で使われ、現在までも愛されてたくさんカバーされていますし、将来もたくさんの人に歌われていくと思います。 ところで、この曲の題

本日の一曲 vol.381 エイモス・リー キャリー・ユー・オン (Amos Lee: Carry You On, 2024)

エイモス・リーさんは、1978年生まれのアメリカ・フィラデルフィア出身のシンガーソングライターです。2005年にセルフタイトルのデビューアルバムをリリースし、その主な音楽スタイルはアコースティック・ギターの弾き語りです。 本日ご紹介する曲は、今月にリリースされたばかりのエイモス・リーさんのニューアルバム「トランスミッションズ(Transmissions)」からの1曲で「キャリー・ユー・オン」です。ミュージック・ビデオも公開されたばかりのものです。 アルバムもとても落ち着い

本日の一曲 vol.380 クラフトワーク アウトバーン (Kraftwerk: Autobahn, 1974)

ドイツ語で「kraftwerk」とは「発電所」の意味で、バンドの「クラフトワーク」は、ラルフ・ヒュッター(Ralf Hütter)さんとフローリアン・シュナイダー(Florian Schneider)さんが中心となり、1971年にセルフタイトルのアルバムでデビューしました。アモン・デュール(Amon Düül)、タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)、カン(Can)などとともに「クラウトロック」の代表格と言われています。 クラフトワークのデビューアルバム、