見出し画像

本日の一曲 vol.392 マーラー 大地の歌 (Gustav Mahler: Das Lied von der Erde, 1908)

グスタフ・マーラーさんは、1860年7月7日にボヘミアのイーグラウ近郊のカリシュト村(現在のチェコのカリシュチェ)で生まれ、1911年5月18日にウィーンにて50歳で亡くなってしまった作曲家です。

マーラーさんは、歌手以外のソリストにとっては、ソリスト用の曲がほとんどないため、あまり馴染みのない作曲家かもしれませんが、クラシック音楽の愛好家の間ではとても人気のある作曲家です。

マーラーさんの曲はあまり知らないという人が初めにマーラーさんのどの音楽を聴いたらよいのか、いくつかピックアップして何回かに分けてご紹介したいと思います。

まずかつてCMで使われていた交響曲「大地の歌」の第3楽章「青春について」です。テノール独唱とオーケストラによる演奏です。歌詞は、中国の唐の時代の詩人李白らの唐詩をドイツの詩人ハンス・ベートゲ(Hans Bethge)さんが翻訳した詩集「中国の笛」から選んだものです。そんなことからか、旋律も中国風なものになっています。

ペーター・シュライアー(Peter Schreier)さんの独唱、クルト・ザンデルリング(Kurt Sanderling)さん指揮ベルリン交響楽団(Berliner Sinforie-Orchester)の演奏です。

この楽章がお気に召したら、交響曲全曲を聴いてみてください。ただ、この曲は全6楽章なのですが、最後の第6楽章「告別」は30分近くある楽章であり、まさに告別の曲なので、注意してください。各楽章には副題がついています。

  • 第1楽章「大地の哀愁に寄せる酒の歌」

  • 第2楽章「秋に寂しき者」

  • 第3楽章「青春について」

  • 第4楽章「美について」

  • 第5楽章「春に酔える者」

  • 第6楽章「告別」

プレイリストです。前述のザンデルリング盤です。プレイリストは適宜追加していこうと思います。

(by R)

読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!