11014

私にもレコード買って

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ここ最近の私vol.梅雨明け

蒸せ返るような湿気と曇り空と高い気温に、既にぼんやりしているおつむをやられそうになりながら、苦手な季節をなんとか生きた。 ちょっとサボったけど学校に行った。食器洗いや洗濯をギリギリでこなした。イキって酒ばっか飲んでた。余暇のほとんどを背の高いセフレと過ごした。片道2時間半くらいかけて海を見に行ったり古着屋を巡ったりした。とはいえ部屋でセックスばかりしていた。セフレだから当たり前だ。でも恋人のようなことばかりしているから、モヤっとすることが増えた。最近生活に変化を求めなくなっ

    • 見てほしい時のこと

      スマホ越しにハラダの顔を見る。 真剣な顔でpcいじってる。 私のこともそれくらい真剣に考えてみたらいいのに。

      • 夏へ

        もう、寒い。寒くて全然起きられない。そして人肌恋しい。そんなこと言ってたら寝坊した。心地良く10時に登校。              秋の日は鶴瓶落としとはよく言うが、17時になるとすっかり夕日は引っ込んでしまって辺りは真っ暗闇だ。そりゃそーかとも思う。もう11月なのだ。 夏を思い返すときに浮かぶこと、今年の夏は久しぶりに彼氏がいなかったなあ。

        • ハニーブッシュ&レモン

          何か食べたい。とにかく。 お腹が空いてないのは分かるし、毎日「明日は絶対に食べすぎないぞ...」という気持ちで就寝するのだけど、思うだけは簡単、起きていると口寂しくていつのまにかビスケットやらポテチやらの袋を開けてしまっている。肥満になりつつある。休日はこわい。 そこでわたしは救世主を呼んだ。 ハニーブッシュ&レモンのティーパック、無印で買ってきたものである。 はちみつのような甘い香りをさせる、食欲減退茶ーーー。と心の中で呼んでいる。正直美味しくはない。半ば無理矢理飲んでい

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        ここ最近の私vol.梅雨明け

          :1

          窓 11月の終わり、廊下の空気は冷たく青かった。あの物寂しいものではなく穏やかで気持ちのいい冷たさ・青さだった。私はこれが好きらしい。 正確に言えば空が青いのだろう。晴れている。 換気の為に窓が3分の1ほど開いている。ここは3階で、窓は私の目線の位置にあり昼間は青や白、時に鈍色が景色の上半分を占めた。 カーテンの無い窓が並び、明るさが斜めに入ってくる。照らされるウレタンの床材はてかてかと静かに、微かに波打つ。私は廊下を歩いていく。前を向いて歩けば弱い風を感じマスクをした

          短い夏休み、先のことは

          制服を脱いで始まる最後の夏が今年は短い。 涼しいから勝手に冷夏だと思っている。岩手のお百姓曰く、山背が長らく吹きっぱなしだそうだ。凶作だが、私は過ごしやすくてほっとしている。 それでも、みんなに平等にある休みには遊びに誘われてしまうから苦手だ。 生来ひとりで家にいるのが好きな女である。 親友、と呼んでもおかしくない友達からお泊まりの誘いが来たけれど、断ってしまった。君たちと遊ぶのには大変体力がいるのだ。 なんだかしゃぼん玉と一緒に生気まで笑い声に乗せられて飛んでいって

          短い夏休み、先のことは

          午前2時、ひとりで天体観測

          午前2時 フミキリに 望遠鏡担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい 「午前2時に天体観測したい!!」と叫んでいたのは今日の昼間、まさかペルセウス座流星群が見られるタイミングだったとは知らなかった。こわごわ庭に出、空を眺めた。風が生温い。月が明るいのに今日は星もかなり明るく見やすかった。肝心の流星を見る前に怖くて退散してしまったが。午前2時の我が家は、空よりも黒く静かだった。 まあ、結局私が言いたいのは星を見ることだけに魅力を感じているわけではないということだ

          午前2時、ひとりで天体観測