BTS butterflyとギムナジウム

この間、BTSは釜山万博誘致のためのコンサートを終えた。

久しぶりにこの曲を聴いて思ったことをnoteにする。

butterflyを初めて聴いた時は、
2021年ちょうど夏が終わり初秋の風が吹き始めた夕暮れ、自転車を漕いでいたことを覚えている。
この切なくて美しくて儚さのある世界観にどっぷりハマってしまったのだ。

第一印象、この歌を恋愛の歌とかではなくて、少年が青年になっていく過程の怖れを歌ってると思った。

いわゆるギムナジウムを舞台にしたものが好きで良く読んでいた。

ギムナジウム(Gymnasium)は、ドイツおよびその近隣諸国の、伝統的な7年制または9年制(10〜19歳)の大学進学を前提とした中等教育機関。 古典語系、現代語系、数学・自然科学系がある。 日本では下記の影響で「全寮制男子校」として受け止められていることが多い Wikipedia参照


サリンジャーのライ麦畑で捕まえてや、
萩尾望都さんが漫画の世界で描くようなイギリスとかドイツの寄宿舎で一緒に生活してる少年たちの成長期の話が好きで、

それでなんて切なくて美しい歌なのか…と少し放心状態になったのを覚えている。

ところで、私は女性なので、女の子が大人の女性に変わっていく過程の身体ど心の調和の難しさを知っている。

実際、小学生高学年から始まる女性の身体に変わっていく第二次成長期がとても怖くて苦しくて、なんで子どものままでいられないの?とかピーターパン症候群に陥ってたこともある。親にも甘えにくくなる時期だし、まあ、私の家はもともとスキンシップがない家だったけど、人肌恋しいというのがわかる年頃だ。

なので、少年たちが大人の青年になっていくタイミングはいつなのか、そこにどんな悩みや葛藤があるのか?と常に気になっていた。

butterflyのMVやステージを見て、防弾少年団がひらひらと柔らかな白いブラウスを着てdanceする様子がまさにギムナジウムのそれで何度も見ていた。

釜山コンでリハTwitterでbutterflyやるかもと見て、期待をしていた。
しかし、釜山コンでヴォーカルラインの4人が歌う姿を見て、彼らはとっくに少年期を通り過ぎてもう大人の男たちに成長していて、嬉しいような悲しいような不思議な感覚になった。

まとまりなく終わり

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