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トランプ大統領vsDS 正義と悪といった単純な二元論では語れない

トランプ大統領 vs DS(ディープステイト) 正義と悪魔、光と闇、あらゆる表現を用いた陰謀論が飛び交っている。

東京新聞によると、3月4日(2021年) に第19代大統領にドナルド・トランプ氏が就任する。
19世紀後半以降のアメリカは株式会社になっており、共和国として復活する。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/88839


しかし正義と悪といった単純な二元論では、この戦いは戦い読み取れないと個人的に考えている。

ドナルド・トランプ大統領4年間の業績

規制緩和、大型減税による株価上昇、失業率低下、そして治安回復、国境警備の強化など内政的に申し分ないだろう。
外交面では対中強行姿勢によって、自由主義陣営の足並みを揃えるリーダーシップを遺憾無く発揮した。また中東情勢の安定に多いに貢献しノーベル賞候補にノミネートされた。
TPPやパリ協定から離脱する等、批判されながらもアメリカファースト(米国第一主義)を一貫して貫いた。
このような政策からトランプ大統領は初期から米国の保守派から歓迎され、その後大多数の国民から支持されるようになった。

トランプ氏自身の個人の思いとして保守的な思想が元来あったが、個人の願望だけでアメリカ一国の大統領になれるようなものでははない。たとえ元々富豪だとしても。

トランプ氏は就任前にユダヤ人脈ができていた

トランプ氏は大統領就任前はホテル事業を中心に様々なビジネスを展開していた実業家であるが、参入しづらいカジノ事業に進出する際に支援したのは、ユダヤ人大富豪でカジノ王シェルドン・アデルソンであり、また数度か経営危機に瀕した際にロスチャイルド系人脈に救済された経緯がある。
トランプ政権下のウィルバー・ロス商務長官はN・M・ロスチャイルド&サンズ等でファンドマネージャーをしていた銀行家である。
財務長官であるスティーブン・ムニューシン氏もまた、ゴールドマン・サックスの共同経営者を務める生粋の銀行家であり、両者とも国際金融資本家としてトランプ氏の支援者であるが、実業家時代の困難な時期のトランプ氏に手を差し伸べた人物である。
さらに娘婿のジャレッド・クシュナー氏は正統ユダヤ人であり、曾祖父はホロコーストの生還者である。

トランプ政権、イスラエル政策

トランプ政権中、中東に関して妙な動きも見受けられる。
日本と石油取引きのあるイランを絶対悪と見做しつつ、イスラエルには擦り寄るのだ。トランプ大統領が帰属問題がある紛争地域ゴラン高原の主権をイスラエルと認定する。イスラエルの首都をエルサレムと認めそこへ米国大使館を移転した。しかしながら、パレスチナに関しては無関心である。難民の人権問題もある。

イスラエルとは1887年にロスチャイルド家が農業コロニーを買収し1897年第1回シオニスト会議(開催はスイスのバーゼル)に端を発した「パレスチナにユダヤ人のための、国際法によって守られたふるさとを作る」シオニズム運動によって作られた国である。
ロスチャイルドを中心としたユダヤ系国際金融資本の出資によって、元々住んでいたパレスチナの人々を押し除けて作られた国家なのである。

大統領選は見えない権力者の頂上決戦だった⁉︎

そんなイスラエルに従順なトランプ氏の動きは、ロスチャイルド家の意向が働いてるのではないかと思われる節がある。

対するバイデン氏は明らかにロックフェラーが背後にいる事が分かるが、ロックフェラーの更にバックにロスチャイルドと繋がっている事はよく知られている。
ロックフェラー1世、ジョン・ロックフェラーはロスチャイルドを裏切った。だからスタンダードオイルを分割されたと言われている。ロックフェラー2代目以後はロスチャイルドと良好な関係を築くようになった。

バイデン陣営はグローバリズム勢力であるが、トランプ氏に肩入れしているユダヤ勢力はイスラエル、シオニズム勢。つまりナショナリズム勢力。
鉄のロスチャイルドもグローバル勢力とナショナリズム勢力と割れていると思われる。
(または、いつもの分割統治の手法でマッチポンプなのかもしれないが)

いずれにしろ、2020年の大統領選挙から続く戦いは単なる正邪の二元論では無く、権力者の頂点の争いに巻き込まれた複雑な事情があると考える。
トランプ氏自身はイスラエル派の代理人かもしれないが、本人自身も保守思想の熱心な思いがある事は以前から分かっていたので、司令関係なく自身のプライドにかけて政治活動に命かけているだろう。

コロナワクチンについて

ここまでのストーリーも陰謀論ではあるのだが、冒頭のQanon的陰謀論には別の意図があると思われる。保守派の撹乱という意味では、数回前の別項目で触れた。
現在(2021年3月2日)コロナワクチン人口削減説とQanon的トランプ大統領復活説を同時に唱える者達が急増している。
おそらくコロナワクチン人口削減説は真実である。しかしQanon的陰謀論をパッケージにする事で、人口削減説の方まで荒唐無稽なファンタジーのように見向きもされなくなってしまうのではないか、ディスインフォメーションを仕掛けている側はここまで見越して、陰謀論を野放しにしているのではないのか。
陰謀論者はよく考えて頂きたい。トランプ支持者とコロナワクチン懐疑論者とは重なる事が多い訳であるが、トランプ氏はオペレーション・ワープスピードによってワクチン開発を促進した側である。

私自身は2024年にトランプ氏、もしくはトランプ氏の意思を継承する候補者が共和党を率いて米国大統領に返り咲いて欲しいと切に願ってる者である。
リベラル政治に辟易としており、トランプ氏が大統領でいてくれた方が日本含む保守陣営には都合良い面が多大に多いと思う。
ただし、日本にとっては米軍駐留費負担増、鉄鋼製品に対する関税引き上げ等マイナス要素もゼロではなかった。

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