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【図解】姿勢を崩してサンゴを破壊するダイバーから卒業したいあなたへ。

水中での正しい姿勢をお伝えするために3つのポイントに着目してもらってます。

①アゴ

②胸

③おしり

アゴをあげる・胸をはる・お尻をつける?

まずアゴは必ず上げるようにしてください。アゴを引くと身体は浮いていきます。逆を言うとアゴを上げると身体は沈むのです。

なんとなくイメージ湧かないかもしれない。アゴを上げるとなぜ身体が沈むのか・・・。これを話し始めるとまた2000文字くらい必要なので、この話は別の記事で・・。

そして、胸をはるのです。猫背のようになって胸がしまっている状態だとこれまた浮いていく・・・。この説明にも2000文字必要。別記事で・・。

そして、お尻をつけるんです。何につけるかと言うとタンクです。タンクとお尻は密着した状態が正解なんです。

他のスポーツで言うとスカイダイビングのような姿勢が一番理想に近いです。

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今回も『いらすとやさん』よりいただきました。いらすとやさん優秀。

スクーバダイビングの場合は、空気の抵抗をわざと作るスカイダイビングと違って(水の)抵抗を作っちゃいけないので、この姿勢ですが脇を締めて両手は収納してください。

さぁ、この姿勢を保っていたいのですが、ダイビング中は上下左右360度いたる方向に移動することが可能なため、うっかり姿勢を崩しやすい。

しかも、バランスを崩してしまうとこんな感じにサンゴへ一直線に落下してしまうという事態になりかねません。

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毎度のことですが、いらすとやさんで「タンクから珊瑚に落下していくダイバー」のイラストを探したのですが、なかったため自作しましたので稚拙なイラストにお付き合いくださいませ・・・。

この状態になりやすい人は、以前にお話した「ウェイトがバランスよく装着できていない人」

重心がもともと後ろに行っちゃっている人は、この落下状態に陥りやすい。

こうなっちゃうと、落ちていくスピードのコントロールが難しいのでサンゴに落下して破壊してしまったり、潜降のスピードに耳抜きが追い付かず耳を壊してしまうこともある。

では、この状態からどうやってスカイダイビングの姿勢に戻るかと言うと。

まず、ダメな例から。

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こう行きたいんだろうなという動きをしちゃう人いますね。まぁ、イメージはこれなんだろうけど、水の抵抗があるからまず大変ですよ。めっちゃ腕力があって、手でかきながら前傾姿勢まで行けなくもないけど・・・疲れるねきっと。

あと、支点が作れれば行けそうだけど、支点になると言えば足やフィンが水底に接しているということだから、サンゴの上では厳しいね。バタバタしたらサンゴを折りかねないし。

同じ「くるりん」でも、回る方向が違うのです。

こっちこっち。

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タンクを中心とした「くるりん」なんです。

あぁ、もっと画力があれば伝わる絵が描けたんだろうか・・・・悔やまれます。

前に行こうとするんじゃなくて、タンクを中心に身体をひるがえす感じです。伝わったかなぁ・・・・。

そして、アゴを上げるてしっかり息を吐くとスッと良い感じの姿勢に落ち着くの。

もう稚拙な画力と文章力と擬音の多い表現力で大変申し訳ないんだけど、これワタシの限界・・・。許せ。

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この一連の動きの中で、実は手もフィンも一切使ってないんです。

要するに一切どの方向にも推進力が増加してない動きなの。

ただ、アゴを上げて、胸を張って、お尻にタンクを密着させるというゴールに向かうだけ。

だから、フィンをバタバタさせてサンゴを壊しちゃうかも!!!という恐怖におびえる必要もなく、かと思えば気持ちとは裏腹に浮いていってしまう恐怖におびえる心配もない。

もう一度、ワタシの稚拙なイラストにお付き合いください。

アゴを引いて、胸をとじて、お尻からタンクが離れちゃっている状態から、アゴを上げて、胸を張って、お尻にタンクを密着させた状態へもっていっているだけじゃない?

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このテクニックは特にマニュアルには載ってないかも。PADIに限って言えば、4コマ目のアゴあげてしっかり吐いてスッとバランスを整えるような動きは『トリム』という動きでここ10年くらいで新しく追加されたスキルに近いかなって思うけど、あのトリムも実際伝えきるの厳しい講習内容ですよ・・・(ボソッ)

これは、陸上では練習できない動きですかね。水中ならではの前後左右360度どの方向にも行けちゃう状態での独特の動きだから、イメージトレーニングあるのみです。

この中で一番大切なのは、アゴなんです。アゴを上げて視線を遠くにすると今自分が浮いていってるのか沈んでいっているのかをいち早く視覚情報としてキャッチできる。視覚8割って言うからね。超大事。

アゴよ!アゴ!!アゴはあげてね!忘れないでね!

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また明日ねー。


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