妊活日記#1:PCOS確定と子宮腺筋症疑惑
前回の記事では、マッチングアプリで結婚まで至った話を書きました。今回は、妊活について書いていきたいと思います。
夫と私の子供願望
夫は子供が大好きです。お子さんがいる彼の同級生のおうちに遊びに行く時はいつも率先して子供と遊んでいる(いや、遊んでもらっている?笑)し、友人の写真を見せてきて、「かわいいよね〜」と言ったりしています。
私はと言うと、なんとなく結婚して子供は産むんだろうな〜ぐらいで、「どうしても子供が欲しい!!」とは思っていませんでした。正直、他人の子供はそこまで可愛いとは思えないし、自分の子供は可愛いんだろうけど、キャリアのブランクとか嫌だな・・・出産ってあそこ切るんだよね!?痛そうでやだ・・・なんで女に産まれてしまったんだ・・・と、子供は欲しいものの、妊娠出産したくないという思いも結構あって。夫に、子供を産むの、痛くて嫌だから替わって!なんて言っていました。(笑)
とは言え、結婚した時点ですでに32歳。私は妊娠しづらい体であることを分かっていたこともあり、産むなら、一日でも早い方がいい、という気持ちがありました。
私たちは結婚式と新婚旅行をする予定があり、どちらも準備が大変なので、どちらも終わってから本格的に妊活を始めよう、ということで合意しており、今年の8月から取り組むことにしました。
その8月に開始した妊活についても後ほどお伝えしますが、まずは「私は妊娠しづらい」理由をお伝えします。
私の体の状態
生理不順
まず、私は昔から生理不順で、高校生の時は半年生理がこなかったことがありました。これはおかしいということで婦人科を受診すると、「黄体ホルモンが不足しているようだ」ということでした。「注射と飲み薬があるけどどちらがいい?注射は痛いけど即効性がある。飲み薬は痛くは無いけど数日薬を飲む必要があるので日数がかかる。」と選択肢をいただいたので、薬は飲み忘れないようにするのが面倒だと思い注射を選択。腰あたりに打ちましたがその日の夜、注射を打たれたところを下にすると痛かった記憶があります。翌日か翌々日には無事生理がきました。
また、その時に先生に「多嚢胞性卵巣症候群かもね」と言われました。
PCOSだからと言って絶対に不妊、というわけでは無いということだったし、まだ高校生だったので、「まあ、大丈夫でしょう」ぐらいにしか考えていませんでした。
それから生理不順はずっと続いていたし、環境の変化などでストレスがかかると不正出血があったりしていましたが、社会人になって数年し、職場環境に慣れてきたところで普通の人よりもちょっと周期が長いものの生理周期も安定してきました。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
それから数年して2021年頃にまた生理が数ヶ月来ないことがありました。「また生理がおかしくなったか・・・」ということで婦人科を受診。
その病院では注射の選択肢が無いということなので、しぶしぶ薬をもらいました。それから薬を飲みきって、1週間ほどしてやっと生理が来ました。
その時も、先生に多嚢胞性卵巣症候群の可能性がある、と言われました。診断はいつでも良いと言うわけでは無く、生理中の採血が必要となるため、今までわざわざ検査をしたことが無かったのですが、不妊の原因にもなると言うことで、この際調べておこう、と検査をすることに。
結果はやっぱり、多嚢胞性卵巣症候群ということでした。
ただ、治療法があるわけではないため、とりあえず妊娠しづらいかもしれないんだ、ということを認識するぐらいしかできませんでした。
生理不順に関してはピルを飲んで調整できる、ということでしたが、飲み会が多かったりで(週に4回〜7回行っていました笑)飲み忘れることもあるだろうし、お金もかかるので私は飲みませんでした。
この時先生に「とりあえず基礎体温をつけてみて」と言われたのでつけていたのですが、普通の人と違って規則性が全く無く、バラバラだったので落ち込んでしまい、いつしか記録するのはやめてしまいました。
この出来事から、しばらくは生理周期が安定していました。ですが、環境の変化によりまた生理が来なくなってしまうことになります。
妊活開始
そもそも生理が来ない
2022年11月入籍と同時に同居をスタートさせ、結婚式、新婚旅行とかなりイベントが盛りだくさんで、また、仕事では入籍の1ヶ月前に他の事業部に異動し、公私共に忙しく、あっという間に8ヶ月ぐらいが過ぎていました。
じゃあ妊活を始めようか、という話になったのですが、実は8月になっても今年は生理がまだ2回しか来ていませんでした。
と言うのも、私は元々都内に住んでいましたが、結婚して夫の実家の近く(近隣のある県です)に引っ越したり、事業部を異動し、勤務地も変わり、実質別会社に転職したような形だったため、ストレスがものすごくかかってしまっていたのです。
まずは生理を来させないと話にならん、と言うことで、薬をもらうためにまた以前の婦人科に行きました。
経験したことのない激痛
その婦人科は都内にあり、よく都会にあるような「こなすだけの病院」で、体外受精などはもちろん、タイミング法のような軽いものでも対応していません。
今思えば、この時からちゃんと、タイミング法など不妊治療対応している所に通えば良かったのですが、すぐに生理をこさせて妊活スタートしたかったので、行ったこともあるし直前でも必ず予約の取れる場所その婦人科に行きました。
「前回と同じ薬を出しますね〜」と言われ、前回通り薬を飲み切ったのですが、前回よりもすぐに生理が来ました。
夜に少し出血が始まったので安心して寝たのですが、翌日の早朝に痛みで目が覚めました。その痛みはみるみる間に増していったので、とりあえず鎮痛剤を飲んで寝てみたのですが、一向に良くならないどころか、ベッドの上に寝ていることすらキツイぐらいの激痛が。ついには、唸り声まで上げ始め、さすがに夫も気づき始めました。
それから1時間ほどベッドの上を転げまわるように悶絶したあと、なんとか痛みはおさまりました。
子宮腺筋症?
元の病院に連絡すると、「薬で生理を来させたので一気に痛みが来てしまったのかもしれません。お電話だとこれ以上の回答しかできないので、来ていただけたら診察はできます」と言われました。まあそりゃそうだ。でも、よくあることです、と言われたわけではないので不安が募ります。
夫がネットで見つけた簡易診断みたいなものだと子宮内膜症かもしれない、ということでさらに不安が募りました。
とりあえず仕事は在宅に切り替えたりするなどなんとか乗り切り、また同じ産婦人科にいきました。
そして、そこで子宮腺筋症と言われました。
えっ、ただでさえPCOS持ちなのに、「センキンショウ」という病気でもあるのーー?
これを治すにはピルを飲んで生理を来させないようにするか妊娠して生理を来させないようにするしかない、と言われました。一応手術もあるようですが、とても難しい手術なので対応できる医者がほとんどいないのと、その手術の有効性があまりないということなので、選択肢としてはほぼない、ということでした。
その先生はこちらが妊娠を希望していることは知っているのに、どんどんと知らない単語やらなにやらを淡々と話すので情報を理解するのが追いつかないし、なんだか悔しいので平常心を保ちお会計を済ませ、そこを出ました。
そして、その病院が入っていたビルの階段部分で大号泣しました。
つづく
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