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インプットメタボ

ある人から「インプットメタボ」と言われたことがある。インプットしてばっかりでアウトプットしないから、使えない知識によってブクブクと太り、動けなくなっている状況をインプットメタボと呼ぶそうだ。試しに、Googleで、「”インプットメタボ”」と完全一致で検索してみると、23件のヒットなので、インプットとメタボをくっつけただけだが、「インプットメタボ」という言葉は一般的ではない。ドキッとされた方も多いかもしれない。

インプットメタボの解消と、継続できる人になることは密接に関係している。ある意味、インプットを継続することができるからインプットメタボになってしまうということもできるが、インプットメタボの状態を保つことは難しく、インプットメタボは、一般的なメタボと同じように、徐々に健康体で居続けることが難しくなる。知識が増えるわりに、成果に結びつかず、周りとうまくいかなくなることが少なくない。孤独に耐えられなくなり、SNSなどで、世の中という大海に出て、良い人に巡り合うことができればいいが、宗教のような(表現は好きではないが……)、本業での成果を後回しにして、副業を促すような集団にハマってしまうケースもある。

そうならないために、インプットとアウトプットの比率を逆転させるのである。読書の場合、インプットとアウトプットの比率は、良くて9対1。多くの場合10対0、つまり読んでも誰にも話さないし、読んだ内容をブログにまとめたり、メモにまとめたりすることは、ほぼない。これを逆転するには、「アウトプットしましょう」では足らない。思い切ってインプットの量を減らすのだ。

一人一台スマホを持つようになったいま、インプットの量を減らすことが、自分の人生をスタートする第一歩なのかもしれません。

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