似合う眼鏡をこの世から見つける


私は視力が悪い。


べらぼうに悪いとかじゃないけど
日常生活では比較的不自由はする。

免許にも要眼鏡と書かれている。


母親が視覚障がいだから遺伝とかではなく
単純に悪い。

高校生までは良かったのに
浪人で夜中に勉強したら一気に悪くなった。

失うのは何時だって一瞬。



ただ私は基本的には普段の生活は裸眼で過ごしている。眼鏡をかけない。


似合わないからだ


眼鏡自体は比較的好き。

なんか出来る人になる感じがする。
でも似合わない。

私は好きなのにアイツは俺の事を好きじゃない。

欲しいものを手に入れるのはいつだって難しい


もちろん
免許にヨウガンキョウ

と書かれているのでメガネは持っている。
悪くなる度買っているので何度もメガネ屋さんには行った。

何度も何度も眼鏡をかけた。

眼鏡をかけては鏡を見て首を傾げ
かけてはかしげ、かけてはかしげ


1度だって

似合う!!!

となったことが無い。
なんなんだろう。骨格とかなのか。

自分で言ってるだけって思ってるかもしれないけど、

1度店員さんにお任せしたら店中の眼鏡をかけてはかしげられ、結局買わなかったという事件があってからもう店員さんには頼まないことにしている。


だから1人で
自分の中で、比較的、他に比べたら、違和感が少なめ

というメガネを選ぶことになる。


この世に私に似合うメガネは無いのかもしれない。


コンタクトというものに
挑戦しようとしたこともある。

でもだめだった。

極度の先端恐怖症だからだ

昔北海道に住んでる頃
信じられないくらいデカすぎるつららが俺に落ちてきて、つららで目の前真っ暗になったことがあってから先端が怖くなった。

鉛筆とか箸とか自分の指とかがこっち向いてるとハッ!ってしちゃう。


ハッとするよりは
似合ってない方がましなので
今日も仕事をしながら似合わない眼鏡をかける。


眼鏡を買いたい。


似合う眼鏡をみつけて、


かけて鏡の前で頷きたい。



そうして

似合うメガネを見つけたら、
この春は色鮮やかな春をたくさん見るんだ。

弘前の桜とか見に行っちゃおうかな。

そんなそんな。気にしないで下さい。カンパ制のライブくらい気にしないで下さい。