スカートのウェイトとシルエット

ロングスカートのような長い揺れものを綺麗なシルエットやラインにするにはどのようなウェイトを振るのが適切なのかを検証した。

結論として、最も近接のジョイント周辺の頂点に「1」を振るのが形状としてゆがみの少ないシルエットになる。

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上記はスカート用の簡易メッシュ

このメッシュをケージとしてオリジナルのメッシュにウェイトを移植している。

問題だったのは周辺ジョイントに均等にウェイトを振る形を取ると回転したときに各ジョイント間で不要な凹のアールができてしまうことだった。

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これが美しくない。ぐにゃりとしているゴムのようなスカートをみて良いとおもう人はいない。

必ずしも均等にウェイトを振ることが綺麗な変形を約束するわけじゃないということだ。

このような不必要な変形になるくらいなら直線的な変形をさせたほうがカメラが離れた距離でも近くでも自然にみえる。

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この結果が最終的な形状としてもっとも自然かつ変形に対して柔軟性を持つことがわかった。

「頂点に最近接ジョイント(インフルエンス)のウェイトを「1.0」振る。」

おそらくこれが現状ベストだとおもう。

同時にロングスカートだからジョイント数やスカートを広げるためのジョイントチェーンをむやみに増やすのは制御が複雑になるだけでなく、形状としてもイマイチになりがち。メッシュも割を増やしたからと言って綺麗になるわけでもない。

ロングスカートなら腰からお腹あたりのジョイントを親にしてコンストレイン用のジョイント含めて7~8あれば十分だとおもう。

多ければいいというモノではないということだね。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。



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