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兵庫県にパートナーシップ制度は必要か

 レインボーひょうごというLGBT団体が兵庫県庁に署名を提出にいったらしい↓(LGBT団体が行動を起こすときはマスコミくるのね。相変わらず、すごい権力あるな)

 このポストがXで流れてきたとき、『うん、まぁいいんじゃない?』というのが感想だった。
 私は反LGBTの意見を多く述べているが、ぶっちゃけLGBT当事者のことは好きだし、当事者が必要とするものならば作ればいいと思った。
 私には可愛い女児がいるので、女性子どもを守る立場からの発言が多い。安全面や教育思想面でごっつんこしたときは、当然女性子ども側に立つ。だからアンチLGBTに思われがちだが、自分の中ではフラットなのだ。活動家は好きじゃないけど、当事者は好きだしね。うんうん。パートナーシップ制度、必要ならば作ればいいんじゃない?
 ……そう、思っていたのだが。
 これ、違うのね。
 LGBT活動家が入りこむための入り口なのね。
 以下、森奈津子編『人権と利権』p.57、58抜粋


 これは、深刻な崩壊が起きているさいたま県で実際に起こったことだ。

 本当は性自認による差別禁止条例が作りたい。しかしそんなもん簡単にはいかない。県民の目が光っている。憲法第19条「思想および良心の自由」に反するし、深刻な分断をうむ可能性がある(まぁ今、石川県でゴリ押しが行われているわけですが)
 だからまずは当事者にメリットがあり、かつマジョリティにデメリットの少ないパートナーシップ制度を作らせる。
 これならば文句は出にくい。しかし、そこにしれっと『性の多様性の尊重』をいれる、そこを起点にして入りこむ、とこういうことね。
 おおお、トロイの木馬じゃん、あったまいいー!
 ……いやいや、ほめている場合じゃない。
 これ、どうすんだ?
 埼玉県みたいなことになるのはごめんだわ。
 ちなみにパートナーシップ制度は、活動家以外の一般LGBT当事者には不評らしい。『人権と利権』にパートナーシップ利用率の一覧表が載っていたが、確かに利用率はめちゃくちゃ低かった。当事者にとっては『使わんわ、こんなもん』って制度だが、マイノリティの代表者面のLGBT活動家は「必要だ」と大声を出し、ALLYたちが賛同する。まぁいつものパターンだわね。
 さて政令指定都市神戸を含む県で、パートナーシップ制度ができたら、活動家にとっては快挙らしい(Xで相手さんの誰かが言っていた)。政令指定都市でパートナーシップ制度がないのは、あと二つだけだとか。そしてその一つ神戸が落とされようとしている。
 神戸市民として何ができるのかしら。
 いま考え中である。

【追記】
 石川県の差別禁止にも踏み込むとっても怖い条例に関するパブリックコメントが募集されはじめました↓ 期限は8月24日です。

 性別適合手術は違憲ではないにつづく

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