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こんなにがんばってるのに何にも変化してないと思うときに気づくべきこと

心理カウンセラーの飯道さくらです。

クライアントさまのお話を聞きながら、私が「この方は真摯にご自分と向き合ってきて、少しずつ変化されてるんだなぁ。素晴らしいなぁ」なんてことを考えていると…

クライアントさまが「色々がんばってるのに私は全然変われないんです」などと言ったりするので、すごくびっくりする、ということがまあまあよくあります。

「あれができるようになったんですよね?」
「これをやめたんですよね?」
「それって十分すごい変化じゃないですか」

そんなことをお伝えすると

「え!全然変わっていないと思ったんですが、私変われているんですね…」
と今度はクライアントさまがびっくりされたりします。

「うーん、そう…ですかね?」
「いや、全然だめです」
と、いまいち受け取り切れていないお返事が返ってくることも多々あります。

それはなぜかというと「自分が目指す100%の変化は起きていないから」ということのようです。


10kg痩せる!と決めてダイエットを初めて、マイナス2kgの時点で挫折したら満足しない、なんなら自分を責めてしまう。そんな心の状態と同じでしょうか。

普通に何もしないで2kgも痩せたらうっきうきなのはずなのに、目標を高く置いた瞬間に小さな変化の価値を認めないどころか、むしろ自分責めの材料になる…不思議ですよね。


先日カウンセラーの先輩から、「新しい考えを採用できたら、もう変化していると思っていい」と教わりました。

それが20%くらいの変化だとしてももう変わっている。
50%だったら十分すぎる変化。
100%変化するなんてあり得ない。
そんなお話でした。

そうだ、これだ!と膝を打ちました。


例えば、こんな事例。
いつも無意識に「私はダメだなぁ」と自分を責めてしまうくせがあったとします。

でも、ふとした時に「でもそんなことないってカウンセリングで言われたっけ」「できていることの価値を見るんだったな」そんなことを思い出して、できていることを見ようとしてみる。

頭では理解しているけど、やっぱ心がついていかなくて、自分に価値があると心から思えない。そんな自分にがっかりして、また「私は変われない。ダメだなぁ」に戻る。


これはもしかしたら「失敗」「挫折」ととらえられる事例かもしれません。

でも私、これで大成功じゃん、と思います。もうすでに「20%の変化」です。変化し始めています。

「自分の価値を見ようとする」そういう新しい考えが頭に浮かんで、それを試みたという小さな一歩。これが変化の入口ですよね。

長年の習慣を変えるのは普通は時間がかかります。そんなすぐに成功しないし、変わらない。それは当たり前です。


「自分が目指す100%の変化」は遥か遠くの霞の中にある見えない頂上のようなものですね。

歩いても歩いてもたどり着かないから、果てしない苦行です。

それよりも、道端に咲く名もない花を摘みながら散歩するように、変わりたいと思っている自分、少しずつ新しい考えを採用しようとチャレンジしている自分、それを「変化」ととらえて楽しんでいればいいと思うんです。

摘んだ花が両手いっぱいになった頃、いつのまにか霞を抜けて頂上のゴールにいた、そんなかんじが理想的ですよね!


とはいえ、自分の小さな変化ほど自分では気づきにくいものがあるだろうか。いや、ない。(反語)

ということで、あなたが取り組んできたことの成果がよくわからないときは是非カウンセリングをご活用くださいませ。


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