見出し画像

祝、初入園!

昨日、就農一日目を迎えました!まだ寒い時期とあり、当然収穫作業などではなく、これから迎えるシーズンの準備です。昨日はミニトマトの畑の片づけでした。

前年に植え、育ったトマト苗は大きく育ち。秋から冬にかけて完全に乾燥した状態になります。その枯れて乾燥した枯れ枝をつぶしては軽トラに乗せ、開けた田んぼへ移動。そこで風のない穏やかな日に焼きます。

昨日は長野県は大変天気が良く本当に最高の初日となりました。遠く浅間山、八ヶ岳、アルプスが望めます。最初この農園さんを訪れた際に、この景色を見て、働く決断をしたと言っても嘘にはなりません。本当に幸せな巡り合わせでした。

昨日はそんな残雪の残る山を見ながら必死に枯れ枝を集め、潰しては軽トラに。そして雑草をとり大きなビニール袋(コストコバックの巨大版)に詰め、田んぼへ運びます。僕は働きながら「あー自分はきっと続けられるな、、」とぼんやり思いました。何故ならそこには汗だくになり、カッコつけてはいられない大変さと、そして収穫時の喜びを同時にイメージ出来たからです。大変なことの先にご褒美が待っている、しかもそれが自然からの贈り物だと考えるだけで、ワクワクし、人間はパワーが出るのだとはっきりと分かりました。

違う言い方をすれば収入が多くても、今までの仕事にはもう戻れないと思える精神の自由を感じました。それは、当然にこの農園ご夫婦の人柄も大いに関係します。この日は本当はお昼までの作業でした。でもお弁当持参でお昼ご飯に誘って頂けました。(あまりに気持ちがよく、午後も働かせて頂きました、耳鼻科に連れて行く約束していたお姉ちゃんごめん!)

トマト畑のすぐ横には小さな川が流れています。その階段縁に座り、まさに春の小川を見ながら、せせらぎを聞きながら朝一で10分で作ったそぼろ弁当を食べました。なんて幸せなのか、、

そぼろのお肉には先日頂いた、ネギを刻んで入れました。春の菜の花、卵、ごはん、、いつか全部自分で作りたい、いや作るんだ。そんなことも農業に従事した今は夢物語ではなくなり、自信を持って考えられます。

この2週間は、お世話になった方々への挨拶に回り、手紙を書き、電話しました。皆さんが僕が農業をやることに大変興味を持って頂き、応援するからと言って頂きました。本当にありがとうございます。僕がやっていた調理の仕事は本当に多くの方々の支えがあって成り立っていたのだと、離れることにより実感します。なぜ人間は現場にいる時、この感覚を持てないのでしょうね、、僕が未熟なだけか、、

僕は今回の一歩を踏み出すにあたり、一つ大きなルールを自分に課しました。それは「あまり先のことは考えない!」、今ある仕事、今そばにいてくれる人を大切に、誠実に、今に集中して生きようと。その結果が悪い方向に行くとは思えなくなりました。勇気よりも覚悟を持とう。

長野県の桜はまだまだ先です。毎年ゴールデンウイークの少し前、今年は早いかもしれませんね。今までとは全く違う感覚の一年となりそうです。


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,973件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?